そこに山と滝があるから

水無川本谷の遡行と書策新道

今回は、前回の源次郎沢と同じ書策(かいさく)新道の登山口を入渓点とする水無川本谷を詰め、

書策新道を下山するという周回をやってきました。

ということで、毎度の事ながら戸沢から入山です。

 

戸沢は丹沢クリーンハイクの参加者(山岳会)の方々で混みあっています。

そして書策新道ルートの入口へ。

 

入渓点に到着です。 沢装備を装着して出発です。

前回の源次郎沢の投稿はかなり端折りましたので、今回は少しだけ詳しく書くことにします。

 

降雨後の沢ですが、それほど水は多くありません。

F1、10mは右側を登ります。

F2、7mは左側を登ります。

 

気持ちのよい河原歩きが続きます。

 

一番奥の滝がF3、7m。 F3は滝壺の右側を少しへつってから登ります。

F4、F5、各7mです。 写真の撮影は失敗して、これ1枚のみ・・

ちなみにF5ではコース読みを誤り、滝壺に一度落ちました・・

ビレイされているのでグランドフォールはしませんでしたが、滝壺の洗礼を受けました。

落下したコースは諦めて、登りやすいコース取りにて突破しました。

 

F5を登ると書策新道が横断しています。 更に先に進みます。

 

F6、6m。 近づいてみましたが、直登はかなり厳しい。 左側の斜面を巻きます。

F7の写真を撮り忘れました。 右側を登った記憶があります。(別の写真で誤魔化す・・)

F8、20mです。 素晴らしい!

F8は右側を巻きです。

F8の上部です。 ガスってきました。

F9、10m。

F9も右側を巻きです。

 

源頭部のガレ場。

 

ガレ場を嫌い、左側の尾根へ逃げ、登り詰めた先は塔ノ岳の山頂直下の尾根道。

 

塔くんに会いたかったのですが、ガスっていて不快なので、山頂へは行かず木ノ又小屋を目指します。

(塔くんへのおやつプレゼントを持参したのですが、また天気のよい日に改めますね)

ガスが晴れました。  木ノ又小屋で全ての装備を解除です。

眼下に書策小屋跡が望めました。

 

書策新道の入口です。 入口は封鎖されています。

この登山道は書策(かいさく)小屋の小屋番であった故渋谷書策さんが完成させたものです。

「沢あり、眺望ありの変化に富んだコース」です。

セドの沢左俣や支沢を越え、最後に水無川本谷のF5上部を越えます。

山道の横にはセドの沢の滝。

 

等高線に沿って斜面をトラバースする感じの道が続きます。

それゆえ大雨の度に崩壊が進んでいますし、道はそれなりに不明瞭です。

また沢を何度も横切ります(沢自体を下る箇所もあります)ので、大雨の後はかなり渡渉が厳しい

ことでしょう。

それに沢沿いの斜面上部を下って行きますので、一歩間違えれば大事故につながります。

変化に富んだ素晴らしいルートではありますが、通行禁止に区分される訳ですね。

水無川本谷を越えたあたりで、新緑の間にF5。

葉のない季節は、F4~F5辺りがきれいに見えることでしょう。

 

以上で終了です。

引き続き次なる山を目指します!

次はどんな山が待っているかな?

三つ峠で岩トレ

今回は三つ峠で岩トレです。

 

表登山道側より望む三つ峠。 快晴、岩トレ日和です。

山頂下に見える切れ落ちた斜面が、本日のトレーニング場所である屏風岩です。

河口湖に到着しました。 見事な逆さ富士。

 

裏登山口に到着です。 全員集合しましたので出発です。

 

三つ峠山荘に到着。 甲斐犬カコは日向ぼっこです。

お決まりの絵ですが、山荘からの富士。

屏風岩全景。

 

右フェイス下に到着。 混み合っています・・

 

今回一緒に登るお二方。 リードは紫シャツの方です。

 

先行パーティが登りきるのを待ち、我々も開始。

 

私も登ります。

 

混雑していて人気ルートはなかなか空きませんので、右フェイスと東面フェイスの

ルートを何度か登降。

 

続いて中央フェイスに移動。

 

中央フェイスの第一バンド。 中央カンテを登ります。

 

テラスに到着。

この上の第三バンドまで登りたいところですが、 我々日帰り組みは時間切れ・・

日没前に裏登山口へ下山です。

 

以上で終了です。

週末&晴天の屏風岩は大変な混雑ぶりで、思う存分トレーニングすることができませんでしたが、

今回リードしてくれた方が経験豊富な方でしたので、クラックなどの突破技術などが参考になり

ましたし、プロテクションの安全な使用&構築法を学ぶことができました。

ありがとうございます!

今回の学びを実戦に活かしたいと思います。

では、また次なる山を目指します!

次はどんな山、どんな出会いが待っているかな!

源次郎沢を遡行

雨が止みました。

今回はどんなトレーニングをしようかと考えた結果、沢を登り詰めようと決め、

表丹沢へ向かいました。

毎度の事ながら戸沢より入山です。 標高1000mより上は雲の中です。

入った沢は源次郎沢。

心地よいマイナスイオンに包まれながら、

ひたすら登り詰めます。

落差10mちょいほどの素晴らしい滝。

いくつかの滝を越えます。

越えるといっても、今回は沢沿いの遡行ですので、直登ではなく高巻きです。

沢の水は細くなってきました。

源頭が近づいてきました。

稜線の接近を感じますが、まだまだ遠い・・

脆い岩盤質の谷を、確保しつつ落石に注意しながら一生懸命登り詰め。

 

源頭部、稜線はもう少し。

振り返ると眼下に登り詰めて来た谷。(目の前の木で見えませんが・・)

 

最後の坂を登り詰めた先は大倉尾根。 花立山荘と金冷シの中間位置に到達。

花立山荘前で全ての装備を解除し、大倉尾根を下山です。

 

以上で終了です。

トラバースした斜面は何気に過酷なものでした。

それにこの時期の丹沢はヒルがいっぱい遊びに来てくれます。

乱立するよく育ったヒル達を眺めると、ムーミン谷のニョロニョロを思い出して

しまうのは私だけでしょうか?

そんな遊びに来たヒル達への返礼品は食塩に限ります。

 

では引き続き次なる山を目指します!

ちびっこ達のボルダリング

雨天です。

パワーの放出先がないちびっこ達を連れてボルダリングへ向かいました。

1号です。

2号です。

 

私は1時間ほどで降参しましたが、この2人は3時間ほど休む暇なく様々なコースに

挑んでました。

1号は中級、2号は初級クリアです。

ちびっこパワー、恐るべしです・・

山から遠ざかる梅雨の時期は、ちびっこ達と共にボルダリングかな?

同角山稜と石棚山稜

今回も人が居ない丹沢のコースです。

玄倉からユーシンを経て、同角山稜と石棚山稜、そして玄倉へ戻るという周回で

トレーニングをしてきました。

 

 

玄倉より出発です。

 

玄倉林道は一般車両進入禁止みたいです。 ウツギが満開です。

 

ゲートに到着しました。 ヤマブキは終わりに近づいています。

 

ユーシンロッジを休業に追いやった仏岩に新設された青崩隧道。

ヘッドライト装着です。

お決まりの絵ですが、仏岩下の渓谷美。

 

玄倉ダムは放流中で、ユーシンブルーがありません・・

以前はユーシンブルーに魅了され気が付かなかったのですが、ダム湖にはきれいな滝が!

 

雨山橋を通過し、ユーシンロッジに到着。

 

ユーシンロッジ後方の橋を渡り、大石山への登山口より入山。

同角山稜ルートのスタートです。

 

ロッジ裏の急な坂を登ると東屋。

ロッジが営業している時はここまで多くの人が来たのでしょう。

 

ミツバツツジはもう終わりです。

 

上り坂の途中に大きな落石。 嫌な感じです・・

 

大石山の由来である大岩。 登ってみると正面に雨山と檜岳。

 

クサリやハシゴを登り、大石山の山頂に到着。

山頂から富士方面。

山頂下には満開のマメ桜。

 

その先には長いクサリ。

 

ヤセ尾根とクサリ、ハシゴの連続です。

 

コイワザクラ発見です! そして石小屋ノ頭を越えます。

 

キレイで身持ちよい尾根道です。

 

キレットを越え、ひたすら急坂。 そして同角ノ頭に到着。

 

行く手に石棚山稜が見えてきました。 ここから高低差150mの降り。

 

降った分を登り返して分岐に到着。 ここから石棚山稜スタートです。

 

石棚山稜の分岐までは、以前紹介しているので割愛です。

 

分岐に到着。 ここから西丹沢県民の森へ下降開始です。

 

一気に標高を下げます。

 

この急坂、登りはキツイだろうな・・って振り返りながらもひたすら下降。

 

下降が終了し、西丹沢県民の森に到着。

 

新緑、ウツギがキレイです。

 

これにて終了です。

最後に立間大橋から望む玄倉川の渓谷美。

 

では引き続き次なる山を目指します!

次はどんな山、どんな出会いが待っているかな?

コシバ沢とオカラ沢ルート

今回は丹沢のマニアックなルートです。

寄(やどりき)より入山~鍋割峠~ユーシンへ下降~雨山峠へ登り返し~寄という

周回コースで山頂には行きません。

 

先ずは寄から入山。

 

嫌な落石・・ 昨年来た時はありませんでした。 そしてマムシソウは春の姿。

 

寄沢は渡渉の繰り返し。

見上げると見事な新緑です!

 

丹沢のグランドキャニオン・・? 崩れまくってます。

満開のミツバツツジに癒されます。

 

コシバ沢分岐に到着。 ここから危険ルート?

 

ひたすら枯れ沢の登り詰め・・ うぅーん、つまらん・・

 

荒れてきました。 危険といえば危険な道です。

 

脆くてガレた道が続きます。 ここでロープを使った登降の練習です。

ふと見上げると見事なマメ桜!

 

最後の坂道を上がると鍋割峠に到着。

 

ここから鍋割山方面に登り詰め、山頂直下で一般登山道を外れ下降開始。

西側の眺望がありました。 富士の雪はだいぶ解けたみたいです。

 

尾根を下降に次ぐ下降。

 

一般登山道ではありませんが、踏み跡らしきものはあります。

 

オカラ沢が見えてきました。山中の下降は終了です。

 

ここからはオカラ沢を下流に向け渡渉の繰り返し。

 

沢伝いに歩いて行くと渡渉困難箇所が連続。 やむを得ず林道へよじ登り、

 

熊木ダムに到着。 ここのダム湖も玄倉ダム同様にユーシンブルー!

ユーシンブルー拡大。 素晴らしい!

 

熊木ダム横には手掘りのトンネル。

ダムには管理車両が乗り入れますので、ここから先の林道は整備されています。

新緑の中でミツバツツジが素晴らしい!

 

少しだけユーシンロッジへ立ち寄り。 ここへ来るのは何年ぶりだろうか。

 

雨山橋から登り返し。

 

沢沿いのマイナスイオンに満ちた道です。

 

気持ちがいいのですが、午後の西日は暑い・・

 

雨山峠に到着。

 

峠の先は崩壊した道が連続し、コシバ沢分岐へ。

 

以上で終了です。

今回のトレーニングコースは人が全くいない静かな山でした。

最後に咲き乱れるヤマブキ。 丹沢はすっかり春真っ盛りです!

 

では引き続き次なる山を目指します!

次はどんな山が待っているかな!