そこに山と滝があるから

【山行】白馬岳

日本百名山第45座の北アルプス「白馬岳(しろうまだけ)」へ登ってきました。

今回は車で登山口「猿倉」まで行き、山頂までをピストンする計画としました。

行程は、1日目を移動日として猿倉駐車場にて車中泊、2日目を登山日として山荘宿泊、

3日目を下山&帰京日という、余裕を持った計画にて実行してきました。

 

————-1日目、移動、車中泊————

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「JR白馬駅」に到着です。情報入手のため、駅前の「北アルプス総合案内所」に立ち寄りました。

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「猿倉」に到着です。山荘泊の方々で、駐車場は8割方埋まっています。

予想通りです。前日の夕方から乗り込んで正解です。

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駐車場からの白馬岳ビューです。夕日に染まってきれいですが、山頂は雲の中です。

 

————– 2日目、登山、山荘泊 ————–

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そして翌朝、猿倉バス停にある「猿倉荘」標高1230mより登山開始です。

ちなみにですが、猿倉駐車場は夜中の3時半に満車になってました。

(白馬岳に車で行く方は、ご参考にどうぞ!)

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快晴です。登山道の途中から白馬岳の雄姿が望めました。

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猿倉からの登山道は林道が続きます。

途中に砂防ダム?がありましたが、スケールが大きすぎ・・ 落差50m以上はあるな・・

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林道を外れ山道に突入しました。「白馬尻小屋」へ向け、ひたすら登りです。

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「白馬尻小屋」に到着です。そして、全長3.5km、標高差600mの「白馬大雪渓」です。

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アイゼンを装着して大雪渓登り開始です。

雪渓の真ん中にある安全地帯の印をなぞり、1列で進みます。

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3分の1ほど来たところで振り返ってみました。それにしても長い・・

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ようやく終わりが見えました。この地帯は、「杓子岳」の斜面から常に落石が流れ落ちています。

そして登り終え雪渓を振り返りましたが、一番下が見えません。

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ここからは急登です。標高を上げる度に雪渓の全容が望めるようになりました。

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そして「小雪渓」に到着。

ここは斜めに横断しますが、斜度が大きいので足を踏み外さない様に要注意です。

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「避難小屋」に到着です。背景は白馬三山の真ん中の峰「杓子岳(しゃくしだけ)」です。

更に急登が続きます。

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過酷な急登道ですが、澄み渡る青空と残雪、そしてお花畑が気持ちいい!

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尾根まであと少し。素晴らしいロケーションの中をひたすら登り詰めます。

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最後の急登です。

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「白馬岳頂上宿舎」到着。小休止です!

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「白馬岳頂上宿舎」を後にして、「白馬山荘」を目指し更に登ります。

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尾根道に到着。行く先は「白馬山荘」。そして後方は北アルプスの峰々。

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この日の宿となる「白馬山荘」に到着です。

「白馬山荘」は1000人収容できる巨大な山荘で、100年以上の歴史を持ちます。

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ザックを置いて身軽になったところで、「白馬岳」のピークを目指し登り始めます。

行く手にあるのは、白馬山荘の創設者「松沢貞逸さん」のレリーフです。

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レリーフから「杓子岳」方面ビューです。そして更にピークを目指し登ります。

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「白馬岳」山頂、標高2932.3m到着です。

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山頂ビューです。

左は南方面の白馬三山、「杓子岳」と「白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがたけ)」。

左は北方面の「小蓮華山(これんげさん)」。

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お決まりの絵を撮影しつつ、「白馬山荘」へ戻ります。

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そして夕食後の夕日鑑賞です。

目の前の「旭岳」の斜面をなぞる様に、「富山湾」へ日が沈んでいきます。

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夕日はきれいですが、寒い・・

写真撮影には失敗してしまいましたが、夜中の満天の夜空、そして富山の夜景は素晴らしかったです。

特に半月の月が沈んだ後、3時半頃の夜空は格別なものでした。

 

————– 3日目、下山、帰京 ————–

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3日目の朝が来ました。快晴です!

手前に立山連峰、奥には飛騨山脈「槍ヶ岳」まで、北アルプスが一望です。

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その後、目前の「旭岳」に登ってみました。

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こんな斜面をよじ登り、そして「旭岳」から見た「白馬山荘」です。

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「旭岳」の麓でライチョウ遭遇です。子育て中の母です。ガンバレー!

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この幻想的な景色とはこれにてお別れ、この後は下山開始です。

ということで下山しましたが、大雪渓の下りは思いのほか厳しかったです。

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下山後、「小日向(おびなた)」より白馬三山を望んだら、既に山頂は雲の中。

 

これにて「白馬岳」の旅は終了です。

天候に恵まれた3日間でした。というか、最高な3日間でした!

そして「白馬山荘」はおススメです。

スタッフ皆さんの笑顔よし、食事よし、居心地よしです。

正に雲上のオアシスでした。

 

次回は「白馬大池」でテン泊しつつ、「白馬山荘」に泊まりつつ、そして白馬三山縦走を

してみたいですね。

そんな旅を妄想しつつ、次なる山を目指したいと思います!

【山行】大菩薩嶺

日本百名山第70座である「大菩薩嶺」へ登ってきました。

今回は、代表的な登山口である「上日川(かみにっかわ)峠」を目指しました。

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そして「JR甲斐大和駅」到着です。

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駅近くの「諏訪神社」に旅の安全を祈願して、バスに乗車です。

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40分ほどで「上日川峠」に到着。標高は既に1580mです。

そして「ロッジ長兵衛」。出発前に美味しい桃を頂戴しました。

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登山開始です。

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「福ちゃん荘」に到着。

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ここでもお地蔵さんに安全祈願です。

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そして「富士見山荘」到着です。ということで横を見ると富士山です。

ぶ厚い雲が・・ 尾根からの富士山ビューが微妙かも・・

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途中のきれいな沢でマイナスイオン満喫です。

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緩やかで気持ちのよい上り坂が続きます。

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「大菩薩峠」の「介山荘」に到着です。

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そして「大菩薩峠」、標高1867m。 西側ビューは南アルプスですが、雲が多くていまいち・・

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南側ビューの富士山は雲に隠れてしまいました。

眼下の上日川(かみひかわ)ダム「大菩薩湖」はきれいです。

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すごい雲の発生っぷりです。

湿った暖かい空気が山の斜面を駆け上がり、1000~2000mの地点で急速に

冷やされるんですね。

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「賽(さい)ノ河原」です。様相からしてもその名の通りの場所です。

昔はここが「大菩薩峠」と言われていた地点で、青梅街道最大の難所だったとのことです。

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更に進んで、「神部岩」に到着です。標高2000m地点の標があります。

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そして「雷岩」に到着。これにて尾根の素晴らしいロケーションは終了です。

ここから森林帯に入って、大菩薩嶺のピークへ向かいます。

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「大菩薩嶺」山頂、標高2057mに到着です。山頂は森林に覆われ、展望は全くありません。

 

平野で35℃という猛暑日だったこの日、午後になると多くの積乱雲が発生していました。

私が登った大菩薩嶺界隈でも積乱雲が作られていましたので、雲が流れて行く先である

奥多摩や青梅方面では集中豪雨になっていたようです。

 

今回選択したルートは、登山口と山頂の標高差は480mほどしかなく、また登山道は林道

同様に緩やかでしたので、ハイキング感覚で楽しむことが出来ました。

という「大菩薩嶺」ではありますが、ルートの組み方によってはハードな行程も組めます。

涼しい時期に限りますが、次回この山に登る際はハードなドMルートを設計してみたいと

思います。

【山行】川苔山

奥多摩の「川苔山」に登ってきました。

「川苔山」への登山道はいくつかあるのですが、今回は「川乗橋」から「百尋の滝」を経て登る

道を選択しました。

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「ホリデー快速おくたま」で「JR奥多摩駅」へ。梅雨明け?の週末は大混雑です。

山の中に来てまで満員バスに乗りたくはなく、登山口のある「川乗橋」までの約4kmを歩くことにしました。

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多摩川の支流「日原川」です。

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「日原街道」沿いの「根元神社」に旅の安全を祈願して、街道をひたすら登って行きます。

途中3台のバスが抜いて行きましたが、いずれも満員御礼です。

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こんな気持ちのよいロケーションをバスで通り過ぎてしまうのはもったいない。

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「奥多摩工業曳鉄線」の橋梁です。

採掘した石灰石をトロッコで運搬しているらしいのですが、この日は止まっていました。

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「川乗橋バス停」に到着です。ゲートを越えて林道に入ります。

CIMG6069 入漁券はちゃんと買いましょうね。

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ひたすら続く林道を歩き続けます。

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林道は「川乗谷」沿いを上流に向けひたすら続きます。

途中シャワークライミングをしている方々が居ました。気持ちがよさそうです!

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山道の入口「細倉橋」に到着。皆さんひと休み&トイレ待ち。そして熊出没注意・・

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橋が落ちているので更に林道を迂回せよ!との指令ですorz・・

山道入口はロープで閉鎖中です。

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林道は暑いし、もう飽きたので、早く山道に入りたい・・

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ようやく迂回路終了です。ここから山道開始です \(^o^)/

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パワースポット「百尋(ひゃくひろ)の滝」。きれいな滝です。落差は30mほどかな?

マイナスイオン満喫です!

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ピークを目指してひたすら登るのみ。

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途中から頂上への道は2つに分かれていました。

私は「石毛岩の肩」への山道を選択したのですが、一旦下って登り返すルートでした。

分岐までは多くの人がいたのですが、このルートはほとんど人がいません・・

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その理由はこの急坂があるからだと、行って始めて知りました。。 ドMルートです。

地図をよく見たら「急坂」と書いてありました。

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急坂を登り詰めるとピークが見えました。あと少しです。

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「川苔山(川乗山)」標高1364mの山頂到着です。

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そしてランチタイム。 山頂ビューは西側の「雲取山」方面です。

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ランチを終えたら出発。

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多くの人は「JR鳩ノ巣駅」方面に下山していきましたが、私はその先の尾根道を進んでみました。

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気持ちのよい尾根道が続きます。

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そして「エビ小屋山」標高1147m山頂です。山頂標はなく、三角点があるのみ。

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山道上にブナの倒木です。悲しい景色です・・

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山あじさい等の花々に癒され、励まされました。

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林の先は草むらでした。南斜面で暑いし、蒸していたので少々めげました。

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通行注意。

確かに・・雨が降ると斜面の土が流れて道が消えてしまうのですね。

都度山道を補正してくれている方々、ありがとうございます!

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人の生活音が聞こえるようになりました。

そして林の間に今回越えてきたピークが望めました。最奥の山が「川苔山」です。

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「JR古里駅」に到着。これにて旅は終了です。

今回は登山口までの車道約4km、林道&山道を約15km、計19kmほどを歩きました。

約7時間の旅でした。

 

これから猛暑が続きますので、低山歩きはしばらくの間はお休みし、高山歩きをしようかと思います。

次回はどんな山に呼ばれるのか、楽しみです!

【お散歩】高松

2週連続で高松へ行ってきました。

せっかくなので、朝早起きして市街を散歩してきました。

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特別名勝「栗林公園」です。

ミシュラン観光ガイドで「わざわざ訪れる価値のある場所」として3つ星に選定されたらしいので、

心行くまで見学してみたいところではありますが、今回は時間に余裕がないため、入園は次の

機会のお楽しみとしました。

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心得なくして入園なしですね。覚えておきます!

そして、偉大な政治家、三木武吉さんにお会いすることができました。

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栗林公園の裏側に回り込んで「JR高徳線・栗林公園北口駅」です。

「中野稲荷神社」に隣接する、なんとも不思議な空間です。

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そして高松の氏神「石清尾八幡宮」です。

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氏神なので、お祭りや正月の時は賑やかなことでしょう。

この日は平日の朝ということもあり、静寂な空気が流れていました。

まだまだ歩きたいところでしたが、ここで時間切れです。

 

そして翌週、行きは寝台特急「サンライズ瀬戸」、帰りは空路という計画を組みました。

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22時に東京駅を発ち、目が覚めると瀬戸内海!

朝焼けの中の「明石海峡大橋」です。

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四国へは「瀬戸大橋」で渡ります。

朝日の中の素晴らしい景観に感動です!

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7時27分、「JR高松駅」に無事到着。スマイルステーション?

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高速船・フェリー乗り場です。直島の地中美術館へ行ってみたい・・

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高松はきれいな街です。

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さすが「うどん県香川」!

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高松港に突き出した「赤灯台」。

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高速船にフェリー。乗りたい・・

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高松城跡、「玉藻公園」。時間がないので入園は次回のお楽しみ・・

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「玉藻公園」の横には「ことでん・高松築港駅」。ここで時間切れです。

また絶対来るぞ!と心に決め、今回の高松散歩は終了です。

 

そして帰路の飛行機内からは素敵な景観が!

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雲海から突き出した南&中央アルプスの山稜

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そして富士山。あぁー登りたい!

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更に極め付けは夕日の中の大島と富士山。

高松のきれいな街と瀬戸内海、そして美味しかったうどん達。

そんな高松での良き思い出を噛みしめながら、今回の旅は終了です。

 

高松、そして出雲への旅は「サンライズ瀬戸&出雲」がお勧めです。

次回も利用させていただきます!