そこに山と滝があるから

【ハイキング】ユーシン渓谷

丹沢山地のど真ん中にある「ユーシン渓谷」を歩いてきました。

今回はピークハントをせず、ひたすら林道を歩くハイキングです。

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「ユーシン渓谷」へは、新松田からバスに乗り、「玄倉(くろくら)」バス停下車。

玄倉川沿いにある玄倉林道を上流に向け歩きます。

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歩き始めて40分でゲートに到着します。ここから先は車両通行止です。

ゲートの前には10台ほど駐車できる平場があり、シャワークライミングの準備をする人達が居ました。

「釣りをする皆さんにお願い」・・ うーん、皆さんちゃんとお金払っているのだろうか?

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ロックシェッド登場! すごい砂利の流れっぷりです。

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1つ目のトンネル、「境隧道」です。 トンネルの先は新緑&苔が蒸しています。

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そして「ユーシンロッジ」を休業に追いやった「青崩隧道」。

この「新青崩隧道」は327mもあり、中は真っ暗なので、照明器具を忘れた方はそれなりの勇気を

必要とします。 まー何があるか分かりませんので、潔く引き返す事をお勧めします。

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トンネルを出ると再びロックシェッド。

振り返ると、脆く崩れやすい「仏岩」の下でロックシェッドが林道を守ってる感じです。

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続いて「石崩隧道」。 まるで腸の中を歩いているような感じ・・

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そして「玄倉ダム」到着。 名物の「ユーシンブルー」。 素晴らしい!!

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その後もトンネルは続きますが、なんだかトンネルマニアみたいな感じになってきたましたので、

トンネル紹介はこれにて終了。

とはいえ素掘りだったり、切り通しがあったり、すごい・・ 整備した方々、ありがとうございます。

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マイナスイオン満喫です。

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秘境です。

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閉鎖している登山口です。

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こちらは雨山峠への登山口です。

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「ユーシンロッジ」到着です。

未だに休業中ですが、現在は避難所として一部開放していますし、公衆トイレもあります。

このユーシンロッジは様々な山への分岐点となる重要な地点ですから、是非とも再開して

いただきたいものです。 神奈川県さん、よろしくお願いします!

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そうですね。 かわいい動物達なのでかわいがりましょう。

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ロッジの敷地内にある「西丹沢ユーシンの森」です。 きれいな森です。

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これが見たくてロッジ裏側の「大石山」への登山口に向かいました。

なぜ、ひらがなとカタカナなのか? 松田警察の方に聞いてみたい。

 

今回は以上で終わり!

往復20km弱の楽しいハイキングでした。

【山行】丹沢横断縦走(前編)②

縦走2日目の朝が来ました。 快晴です!

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「山に登る鹿くなし 鹿に叱られぬよう」・・ 鹿の挿絵・・ 遊び心満載ですね。

朝食は手短にカップ麺とパンで済ませ、出発準備です。

準備完了後、更に「速攻元気」というゼリー飲料を飲んで出発です。

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再び「モロクボ沢ノ頭」に向け歩くと、木々の間から富士山が!

空気が澄んでいます。 昨日の無視界が嘘のようです。

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新緑が朝日を浴びてきれいです。

前日は悪天候に苦しめられただけに、テンションは最高潮です。

「モロクボ沢ノ頭」から1時間ほど歩いた所で、「加入道山」の避難小屋に宿泊していたと言う

4名のグループにお会いしました。

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木々の間から眺望がありました。 箱根大湧谷の噴煙が見えます。

そして今回断念した丹沢主稜尾根です。手前に見えるのが「檜洞丸」で、奥が「蛭ケ岳」と「丹沢山」。

あの稜線を歩けないかと思うと、改めて悔しい・・

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「加入道山」のピークに向け、急登開始です。

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「加入道山」標高1418mの山頂に到着です。 奥に見えるのは避難小屋です。

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避難小屋に寄ってみました。 「蛙たちも呆れ返る」・・ 蛙の挿絵・・ ふふっ

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気持ちがよい道が続きます。

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「大室山」に登る坂道途中で素晴らしい展望がありました。

再び富士山です。少し雲がかかってきました。 そして遠くに南アルプス白峰三山から明石山脈。

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こちらは箱根の山並み。 再び大涌谷の噴煙です。

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そして最後の急登です。

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急登が終わると楽園がありました。

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「大室山」、標高1587mの山頂に到着です。

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三角点に山頂標が3本。賑やかな山頂です。

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下山開始です。 途中でまた富士山が見えましたが、山頂は既に雲の中です。

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下りも気持ちのよい道が続き、難易度の低い鎖場も登場です。

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「犬越路(いぬこえじ)」に到着です。標高は1060mまで下りました。

避難小屋壁の貼り紙跡がすごく気になる・・ 何が貼ってあったんだろう・・

「檜洞丸」へ登る山道を未練がましく横目に見ながら、、 更に下山です。

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急坂の先に、沢のガレ場です。

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「用木沢」沿いの気持ちのよい道が続きます。 沢の先には「檜洞丸」のピークがあります。

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「用木沢出合」に到着です。 そしてキャンプ場がありました。

山岳用のテントが多数張ってありますので、ここをベースキャンプにして登山を楽しんでいる人が

多くいるんですね。

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「西丹沢自然教室」に到着です。 この日は駐車禁止になってました。

どうやら翌日に山開きの式典が執り行われるようで、そのための規制らしいです。

向かい側の駐車スペースは満車です。

 

以上で今回の山行は終了です。

早い時間に下山してしまったので、ここから丹沢湖までハイキングをすることにしました。

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この日は大勢の方が山に入っていたのでしょう。 箒杉の先にバスが5台も待機していました。

そして「ぶなの湯」到着です。 ここで汗を流し、暫しの間休憩しました。

ここに至るまで行動食しか食べてこなかったので、休憩後に河原で遅い昼食として温かい親子丼と

味噌汁を作り食べました。

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「丹沢湖」到着です。 少し進んだ先で振り返ると、最奥に「大室山」が見えました。

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途中に立ち寄った酒屋の猫です。店内に寝っころがっていたので、危うく踏んでしまうところでした・・

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これにてハイキング終了です。

 

今回は、山中湖と丹沢の平地を16km、山道を29km、計45kmを歩きました。

辛くて、悔しかった2日間でしたが、終えた後の気持ちは晴れ晴れとしています。

 

間もなく梅雨に突入します。

当面の間はスローペースになるでしょうが、引き続き次なる山を目指して活動あるのみです!

次はどんな山が待っているか楽しみです。

【山行】丹沢横断縦走(前編)①

今年掲げる目標第二弾を、梅雨入り前にやってしまいたくて実行してきました。

山中湖から宮ケ瀬湖までの計45kmほどのコースです。

普通に設計すると2泊3日になるところを、2日で踏破する計画を立ててみました。

結果は敗退です。悪天候により前に進むことができず、半分を残して今回は終了です。

後半戦は今年中にやり遂げるつもりでいます。

 

これまでにいくつかの山行を投稿しましたが、それらを読んでいただいた方より

「どこに登っているのかいまいち分からないよ・・」という貴重なご意見をいただきました。

手持ちの地図をスキャンして掲載させていただきたいところではありますが、商用されている

地図を取り込んでWEBやSNSに掲載するのは著作権法違反になります。

ということで、すみません。出来ません。。

貴重なご意見をくれた方、何卒ご理解ください。

(WEB検索すると、いくつかのブログがヒットしますので、ご参照ください。)

 

前置きが長くなりましたが、山行記録の投稿を始めます。

山中湖至近の三国山から西丹沢の大室山へ続く尾根を「甲相国境尾根」と言います。

その名の通り「甲斐の国」と「相模の国」の国境とされてきた尾根です。

三国山は既に登ったことがある山であり、今回の山行を2日間で終わらせるためにも

計画には含まず、「高取山」からスタートすることにしました。

「高取山」の登山口は、新宿から高速バスに乗車して「山中湖平野」というバス停で

下車するのが最寄りなのですが、問い合わせたところ残念な事に満席でした。

高速バスは諦め、御殿場まで電車で行き、そこから路線バスで「山中湖朝日丘」へ

向かう設計としました。

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そして実行です。 「山中湖朝日丘」バス停に到着です。

湖面を望む写真中央に見える山が「高取山」から続く「甲相国境尾根」です。

ここから「山中湖平野」まで約4km、またそこから登山口まで約2kmあるのですが、歩きました。

しかし、、今回は5ℓの水を持ち、またスリーピングやクッキンググッズ、2日分の食糧、

そして最悪の事態に備え野営も出来るようにツエルトなどをザックに詰め込んでますので、

荷物は20kg超。 それなりに重い・・

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湖畔の気持ちのよい道です。沿道には観光施設がいくつもありますが、早朝なのでCLOSEです。

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やどってますね。。

というのはどうでもよくて、「山中湖平野」界隈まで来ると、左手に富士山の雄姿が望める様になりました。

雲がかかってましたが、かろうじて山頂が見えます。

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バスを降りてから1時間強で登山口に到着です。

コンビニで買ったおにぎり3個を食べ、登山開始です!

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緩やかな上り坂です。 そして、中腹まで登り、振り返るってみると山中湖と富士山が一望。

5合目ほどより上は雲の中です・・

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進む先は、気持ちのよい登山道が続きました。

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そして「高取山」山頂、標高1174mに到着です。

富士山が全く見えなくなってしまいました。 雨が降る兆しです。 ヤバい・・

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その後は「大棚ノ頭」標高1268m、「石保土山」標高1297m、「縦ノ木沢の頭」標高1306m

というようないくつかのピークを超え、歩き続けること3時間。

ついに目の前にガスが・・ そして霧雨が・・

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更に30分ほど歩き続け、「菰釣山(こもつるしやま)」標高1379mに到着です。

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ここに避難小屋があります。

霧雨が降っているし、少々風が出てきましたので、避難小屋へ入って昼食です。

温かいカレーライスと味噌汁を食べました。

登山口からここに至るまで4時間強が経過しましたが、未だ誰にも会ってません。

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天候は悪化の一途です。 霧雨は小雨になり、気温が下がり、そして風も強くなってきました。

また、場所によっては10m先が見えないほどガスってきました。

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「ブナ沢ノ頭」標高1229m、「城ヶ尾山」標高1199m、「大界木山」標高1246mというピークを

超えました。

風雨が強まり、また視界もない中、ひたすらアップダウンを繰り返す道を歩くのは辛いだけです。

しかし先に進むしかないので、ただただ頑張るのみです。

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「モロクボ沢ノ頭」に到着です。

「加入道山」へ進むか、「畦ヶ丸」へ向かうか、運命の分かれ道です。

この計画を2日間でやるためには「加入道山」まで進む事が必須条件なのですが、

ここから2時間ほどかかります。

時刻は17時。日が暮れる前には目的地の至近まで行ける時間ではあるが、

状況を考えると「畦ヶ丸」で終了するべき・・ でも・・

という具合で自問自答を繰り返しましたが、結論としては踏破を諦めて「畦ヶ丸」へ

向かう事にしました。 無念です。

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そして20分強の上り坂中心の道を経て、「畦ヶ丸」標高1292mに到着です。

山頂に到着した時には雨風が一段と強くなっていました。

「加入道山」に進んでいたら・・って考えると、ゾッとします。

 

結局この日は誰にも会うことなく終わりました。

避難小屋では、つまみを食べながら晩酌し、そして夕食はパスタを作って食べました。

徐々に日が暮れていく中、更に強くなった風雨の音を聞きながらシェラフの中でボーっと

していたら、いつの間にか深い眠りに落ちていました。

 

————–②へ続くのである—————-