そこに山と滝があるから

【ハイキング】鎌倉アルプス

鎌倉の三辺を囲む「鎌倉アルプス」を歩いてきました。

その三辺の尾根にいくつかのコースが組まれていますが、北鎌倉駅を起点に「建長寺」から始まり、

東の紅葉ヶ谷(もみじがやつ)にある瑞泉寺へ至る「天園(てんえん)ハイキングコース」3.8kmが

一番人気みたいなので入ってみました。

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私は瑞泉寺の方から入ってみましたが、周囲に何もない登山道とは異なり、街中にある入口なので

分かりづらいです。

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コースはこんな感じが続きます。

途中急登箇所があったり、岩場もありますが、最高地点でも標高159mだし、アップダウンも少ないので、

のんびりハイキングが楽しめます。

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天園峠には茶屋があります。おでんとビールが人気みたいです。

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何か所か眺望がありました。これは天園峠からです。

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人の多さに嫌気が差してしまった方にはエスケープルートがお勧めです。

切通し同様の人手により削られた道があります。

人が少なく、またシダや苔に覆われ、沢が流れる気持ちのよい道が待っていました。

 

鎌倉は天然の要害と言います。

「鎌倉七口」の切通しは必見とのことで、「釈迦堂切通し」を見に行ってみましたが・・

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「通行注意」「通行禁止」「立入禁止」「工事中」・・・

しかもこの看板を設置してからずいぶん時間が経過している様子です。

とはいえ、人が歩いている形跡ありありです。 でも私は先に進むのを止めました。

 

その他「祇園山ハイキングコース」にも入ってみました。

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入口は北条高時の「切腹やぐら」です。

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ここはパワースポット感があります!!

ハイキングコースには「やぐら」がたくさんありますが、なぜでしょう?

そもそも「やぐら」って何? なぜ「やぐら」をいっぱい作る必要があったの?

なんて気になる人は自分で調べてみましょう。

鎌倉期の繁栄と、この鎌倉という地形に答えがあるようです。

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そしてコースはこんな感じです。 「天園ハイキングコース」と同様ののんびりしたハイキングコースです。

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コースの行き着く先には展望のよい「見晴台」がありますが、飽きてしまった方はエスケープルートへ

進みましょう。

こんなところを下るコースですが、入口の道標はありません。

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下ってみると妙本寺でした。

 

ということで、エスケープばかりする私は、どうやら低山尾根を歩くハイキングに向いていないという

のが結論です。

眺望が少なかったり、単調な道が続いていたり、人が多かったりすると嫌になってしまうのです。

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しかし、コースに入る前、そして下った先、そしてコース間やハブとなる鎌倉駅へ移動する際の

道すがらには、必ず観光者が少ない寺院やお宮、公園などがあります。

そんな鎌倉の風情に出会えるのがこのハイキングコースの醍醐味なのかもしれません。

 

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そして最後は混雑している鶴岡八幡宮です。

鎌倉アルプスを歩いてみると、鶴岡八幡宮が鎌倉のど真ん中であることに改めて気づかされます。

 

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紫陽花が開花し始めていました! 竹林や庭園の新緑は見頃です。

鎌倉は今年の初夏も連日賑わうことでしょうね!

【山行】畦ヶ丸

先日登った「檜洞丸」の西側対面にある山、「畦ヶ丸(あぜがまる)」へ登ってきました。

今回選択した登山口は「大滝橋」というバス停で下車するのですが、1つ先のバス停「箒杉」で下車し、

樹齢2000年、高さ45mの大木で国指定天然記念物「箒杉(ほうきすぎ)」へ会いに行きました。

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この「箒杉」という名の由来は、この地域の宝木沢という集落名から取ったとも、樹形が箒に似ている

ところから取ったとも言われているらしいです。

過去にあった集中豪雨の時、土砂崩れをくいとめ、この集落を守ったという歴史があるとのことです。

正にこの地の守り神なんですね。とてつもなく大きくて立派な木です。

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「箒杉」に旅の安全を祈願した後は登山口へ。そして登山開始です。

しばらくは「大滝沢」沿いの気持ちのよい林道を進みます。

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林道が切れると登山道に突入です。清らかな沢と新緑を満喫しながらぐんぐん歩いて行きます。

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登山口から1時間20分ほどで「一軒屋避難小屋」に到着です。

沢と森に囲まれた、すばらしいロケーションの中にある小屋です。

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小屋から少し登ると沢は切れ、その先は尾根道に突入です。

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そして小屋から1時間ほどで「大滝峠上」に到着です。更に新緑の中の尾根道を進みます。

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登りつめたところで、西側の木々の切れ間から少しだけ眺望がありました。

今回も山頂から望む富士山に会うことができました!

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「畦ヶ丸避難小屋」に到着です。

ここに「畦ヶ丸」の北側に位置する「加入道山」や「大室山」へ向かう登山道分岐があります。

今回はそちらへは向かわず、「畦ヶ丸」山頂へ行き、そこから「西丹沢自然教室」へ下るルートにしました。

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「畦ヶ丸」山頂に到着。標高は1292.6mです。樹木に覆われ眺望はありませんでした。

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下山開始です。しばらく下ったところで山頂を振り返ってみたところ、登りのルートからは全く

見えなかったピークを少しだけ見ることができました。

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そして、急だけどきれいに整備された坂を下って行きます。

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45分ほど下ったら再び沢が現れました。「西沢」です。沢をジグザクに下っていきます。

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「本棚(ほんだな)」というきれいな滝です。

水が岩に当って飛沫化しているせいか、滝壺はありませんでした。

この「本棚」は「西沢」の支流にあるため、登山道から外れ、少し入ったところに位置しています。

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続いて「下棚(しもんだな)」という滝です。こちらはきれいな滝壺がありました。

「本棚」同様に登山道から外れているので、人里離れた山奥にある秘境といった感じです。

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そこから砂防ダムをいくつか超え、下山口へ向かいます。

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「西丹沢自然教室」に到着です。吊り橋を超えたら登山道は終わりです。

今回選択したル-トは、眺望がほとんどないので山頂等での充実感はありませんでしたが、

渓流沿いを楽しみながら歩き、マイナスイオンを存分に満喫することができる素敵なコースでした。

『秋もきっときれいなんだろうなー』なんて想像しながら、今回の山行はこれにて終了です。

また機会あれば歩いてみたいと思います。

【山行】檜洞丸

丹沢山地主稜の代表格である「檜洞丸(ひのきぼらまる)」へ登ってきました。

檜洞丸は今年掲げる二つ目の目標で立ち寄る予定の山ですが、実行までに未だ時間が掛かりそうなので

先走って登ってしまいました。

檜洞丸への登山道はいくつかあります。

今回はいくつかのピークを超えて山頂に達する、南西尾根である「石棚山稜」を縦走するルートで登り、

下山は直登ルートを下るコースを選択しました。

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新松田からバスに乗って、「箒沢公園橋」下車です。

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箒沢公園橋を渡ったら登山道がスタートです。気持ちのよい新緑が迎えてくれました!

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登り始めは沢沿いを進みます。アップダウンが少ない気持ちのよい登山道です。

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ここから沢と離れ、斜面を急登する道に突入です。

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きつい登り坂ですが、満開の花々達に励まされます。

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一つ目のピーク「板小屋ノ頭」まで登りました。目の前あるのは二つ目のピーク「ヤブ沢ノ頭」です。

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ピークと次なる山を結ぶ細い尾根道です。道の両側に花が咲く可愛らしい花道がいくつもありました。

春の息吹を感じながら癒されます。

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「ヤブ沢ノ頭」を超え、三つ目のピークである「石棚山」の山頂、標高1351.2mに到着。

これで急登道は一先ず終了です。

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その先は尾根道が続きました。

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そして広い尾根に出ました。大木には苔が蒸しています。樹齢はどれくらいなんだろうか?

更に次なる四つ目のピーク「テシロノ頭」を目指し、上り坂を進みます。

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「テシロノ頭」山頂です。「檜洞丸」の山頂が見えてきました。

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「ユーシン渓谷」へ下る登山道との分岐です。バイケイソウが群生していました。

ここで沢登り用のシューズを履き、ハーネスを装着した方々に会いました。

ユーシン方面から上がって来たということは、玄倉川の支流である「小川谷」でシャワークライミングを楽しみ、

そして尾根道まで登って来たのでしょうか?すごい方々です!!

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山頂目指して最後のひと登りです。途中崩落個所がありました。

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最近は山頂でなかなかお目に掛かれませんでしたが、やっと拝むことが出来ました。

この角度からだと富士山の手前麓に山中湖が見えるんですね!

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「檜洞丸」の山頂に到着です。標高1601mです。

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山頂は思いのほか広かったです。

この山頂から「蛭ヶ岳」方面へ少し下ったところに「青ヶ岳山荘」がありますので、目指します!

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「青ヶ岳山荘」が見えてきました。後ろには「蛭ヶ岳」のピークが見えます。

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「青ヶ岳山荘」に向かう階段途中にはチャーミングな手掘り丸太がありました。素敵です!

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その名の通り青い山荘です。

おっ、「ボッカさん募集」です。山小屋は荷上げしてくれる人の存在が貴重なんですよね。

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下山に選択した直登ルートは、こんな急坂が永遠と続きました。

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急坂を下りきると「ゴーラ沢出合」に出ました。

おっ、また注意喚起の看板です。

「地図を持ってこなかった人に質問です。道に迷ったらどうしますか?」

おっしゃる通りです。地図を持たずに入山するなんて自殺行為です。

「自信のない方はここで引き返しましょう。」

おっしゃる通りです。ここから先は体力勝負ですからね。

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それにしても気持ちのよい場所です。人工的な音は一切聞こえません。

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飛び石で沢を渡りました。その先は緩やかな道が続きました。40分ほど歩いたら下山口に到着です。

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下山口の脇はキャンプ場です。多くのキャンパーで賑わっていました。

このキャンプ場は私も好きな場所でして、過去に何度かキャンプに訪れています。

今年も既に2回キャンプしちゃいました!

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「西丹沢自然教室」に到着です。

山行を終え、バスの到着を待つ人達がまったりしていました。皆さんよき旅が出来たのでしょう。

最後に、楽しい山行が出来たことを山の神様に感謝(合掌)して終了です。