先日登った「檜洞丸」の西側対面にある山、「畦ヶ丸(あぜがまる)」へ登ってきました。
今回選択した登山口は「大滝橋」というバス停で下車するのですが、1つ先のバス停「箒杉」で下車し、
樹齢2000年、高さ45mの大木で国指定天然記念物「箒杉(ほうきすぎ)」へ会いに行きました。
この「箒杉」という名の由来は、この地域の宝木沢という集落名から取ったとも、樹形が箒に似ている
ところから取ったとも言われているらしいです。
過去にあった集中豪雨の時、土砂崩れをくいとめ、この集落を守ったという歴史があるとのことです。
正にこの地の守り神なんですね。とてつもなく大きくて立派な木です。
「箒杉」に旅の安全を祈願した後は登山口へ。そして登山開始です。
しばらくは「大滝沢」沿いの気持ちのよい林道を進みます。
林道が切れると登山道に突入です。清らかな沢と新緑を満喫しながらぐんぐん歩いて行きます。
登山口から1時間20分ほどで「一軒屋避難小屋」に到着です。
沢と森に囲まれた、すばらしいロケーションの中にある小屋です。
小屋から少し登ると沢は切れ、その先は尾根道に突入です。
そして小屋から1時間ほどで「大滝峠上」に到着です。更に新緑の中の尾根道を進みます。
登りつめたところで、西側の木々の切れ間から少しだけ眺望がありました。
今回も山頂から望む富士山に会うことができました!
「畦ヶ丸避難小屋」に到着です。
ここに「畦ヶ丸」の北側に位置する「加入道山」や「大室山」へ向かう登山道分岐があります。
今回はそちらへは向かわず、「畦ヶ丸」山頂へ行き、そこから「西丹沢自然教室」へ下るルートにしました。
「畦ヶ丸」山頂に到着。標高は1292.6mです。樹木に覆われ眺望はありませんでした。
下山開始です。しばらく下ったところで山頂を振り返ってみたところ、登りのルートからは全く
見えなかったピークを少しだけ見ることができました。
そして、急だけどきれいに整備された坂を下って行きます。
45分ほど下ったら再び沢が現れました。「西沢」です。沢をジグザクに下っていきます。
「本棚(ほんだな)」というきれいな滝です。
水が岩に当って飛沫化しているせいか、滝壺はありませんでした。
この「本棚」は「西沢」の支流にあるため、登山道から外れ、少し入ったところに位置しています。
続いて「下棚(しもんだな)」という滝です。こちらはきれいな滝壺がありました。
「本棚」同様に登山道から外れているので、人里離れた山奥にある秘境といった感じです。
そこから砂防ダムをいくつか超え、下山口へ向かいます。
「西丹沢自然教室」に到着です。吊り橋を超えたら登山道は終わりです。
今回選択したル-トは、眺望がほとんどないので山頂等での充実感はありませんでしたが、
渓流沿いを楽しみながら歩き、マイナスイオンを存分に満喫することができる素敵なコースでした。
『秋もきっときれいなんだろうなー』なんて想像しながら、今回の山行はこれにて終了です。
また機会あれば歩いてみたいと思います。