そこに山と滝があるから

小川谷廊下敗退

今回は1年ぶりに小川谷廊下へ行ってみましたが、装備を忘れ敗退です。

玄倉からスタート。

丹沢湖の湖水は満杯です。 ん、クロサギか?

ヤマユリが満開です。

西丹沢県民の森へ向かう林道に入ると崩れまくり・・

入渓点へ向かいます。

入渓点を間違いました。 ヤブ沢を少々下ります。 水量が多い・・

小川谷廊下の入口に到着。

3mを越えると最初の難関CS4m。

CS4mでは先行パーティが難儀しています。

前回は軽く越えられたのですが、今回は水量が多くなかなか難しい・・

しかも頭上にあるはずのお助けロープがなぜかない・・

そんな時はプロテクションに頼るのですが、準備を忘れて最終的な手がかりも足がかりも作れず、

3回チャレンジして最後は2mちょい落下・・

なめてました・・ 玄関にすら上がれずの門前払いの敗退です。 情けない・・

ネムノキが満開です。 カラフルで不思議な花です。

こちらはウワミズザクラでしょうか?

小川谷出合。

 

以上にて終了です。

お尻に大きな痣を作ってしまいました。

ではまた次なる山や谷へ向かいます。

次回は忘れ物厳禁でまいります!

横窪沢小屋、そして光岳へ

昨年8月の最後の週末に滞在した南アルプスの横窪沢小屋。

小屋の管理人である木村さんと交わした「小屋開きのお手伝い」という約束を実行してきました。

7月7日(土)、横窪沢へ向け沼平のゲートより出発です。

畑薙第一ダム湖は満水です。

私の先を歩くのは、今回共に旅をするベルギー人のデヴィッド。

彼はコムブレインズのライターであり、英語学校の先生であり、山バカです。

畑薙大吊り橋を渡り、ヤレヤレ峠。

上河内沢は増水中。 落ちたらダム湖まで流されてしまいそうです。

渡り板が折れそうな吊り橋を慎重に渡るデヴィッド。

中の段、小休止です。

横窪沢小屋に到着。

この日は小屋内の作業をお手伝い。 そして夜は酒盛りです!

 

7月8日(日)、終日小屋のお手伝い。

水を引いたり、天然の冷蔵庫(野菜の保管場所)を作ったり。

デヴィッドは身長が2m近いので脚立要らず。

この日の仕上げは草刈り。 草刈り機は初体験でしたが、やればできるもんです。

 

7月9日(月)、光岳へ向け出発。

展望ベンチ。

横窪沢小屋と茶臼小屋の中間点、倒木ベンチ。

樺段。

樺段から少し戻って、木村さんから託された道標を設置。

茶臼小屋に到着。 ここからはデヴィッドの目的達成の旅です。

茶臼小屋では管理人の風岡さんと再会。

7年前に台風で足止めされた際、大変お世話になったそうです。

1時間ほどの茶臼小屋滞在を経て、デヴィッドの主目的である光岳へ向け出発。

シャクナゲがキレイです。

茶臼岳の山頂。 この山との相性が悪いのか、いつ来ても、何度来ても真っ白・・

天候が悪くなりそうなので先を急ぎます。

何気にキツイ樹林帯稜線のアップダウン。

易老岳。

三吉平の先は涸れ沢状のガレ急登。

デヴィッドは足が大きいので、このガレをすごく嫌っていました。

静高平に到着。 冷たくて美味しい清水をいただきます。

雨が降り出したので、光小屋へ急ぎます。

営業開始を翌日に控えた光小屋。

管理人の原田さんに、横窪沢の木村さんからの伝言を伝え、茶臼の鈴木さんからのメモを渡し、暫し休息。

 

7月10日(火)。

光小屋の朝焼け。 出発です。

光岳山頂。

光石。

急いで山頂に戻ると、

間に合いました。 ご来光!

朝日の光を浴びる山頂標。 その名を象徴するような、これぞ光岳山頂という瞬間です!

デヴィッドは日本百名山80座目を達成!

移動開始です。 イザルガ岳は朝モヤに包まれているのでパス。

北西に中央アルプス、その先に御嶽山。

ここからはデヴィッドとは別行動にて茶臼岳への稜線を急ぎます。

途中再び北西方面の眺望。

希望峰の直下から望む光岳。

仁田岳の直下から望む光岳。

間に合いました。 雲が湧きだす前に拝めました! 茶臼岳と上河内岳です。

上河内岳の先に聖岳! これが見たかった。

茶臼岳の山頂を急ぎ目指します。

上河内岳バックの茶臼岳山頂標。 やっと拝めました!

これでいつ来ても山頂真っ白ジンクスを払しょくです。

茶臼小屋へ戻るとヘリの荷上げ。

茶臼で荷運びを少しだけ手伝いつつ、荷上げ中の横窪沢へ急ぎます。

その後は横窪沢でデヴィッドの到着を待ちつつ再びお手伝い。

デヴィッド到着後は一緒に下山し、白樺荘でひとっ風呂です。

 

以上にて終了です。

百名山制覇を目指すデヴィッドの記念すべき80座目の旅は終わりました。

また彼は7年前の嵐の中で助けてくれた恩人との再会が出来ましたし、彼と私は今回の旅で多くの素敵な出会いがありました。

木村さんが大事にする言葉「一期一会」、かけがえのない出会いです。

そして8月にまた酒を持ってお邪魔します!

あと横窪沢の小沢さんリクエストのリンゴ以外のフルーツ、更には木村さん好物の肉も持参します。(たぶん)

では引き続き次なる山や谷を目指します。

那須岳へ

今回も出張ついでの山行です。

土曜午前中は那須塩原にて仕事、翌日曜夜から仙台にて仕事というスケジュールの隙間山行です。

約24時間の空き時間を使い、那須岳へ行ってきました。

那須塩原駅12:40発のバスに乗車し、13:50那須ロープウェイ山麓駅へ。

茶臼岳の山頂は雲に隠れてしまいそうです・・

ロープウェイには乗らず、峠の茶屋へ。

その先の登山口から入山です。

山の神様。

下山する方々に「これからですか?」って言われながら登り始めます。

ウラジロヨウラク。

マルバシモツケ。

森林限界を越えます。 左手の上方には茶臼岳。

右手には朝日岳。

行く手に峠の茶屋跡避難小屋が見えてきました。

気持ちよい場所です。

ウラジロタデ。

避難小屋に到着。

茶臼岳の山頂方向はガスの中・・

山頂を横目に見ながら峠を越えます。 眼下に那須岳避難小屋が見えます。

ダケカンバの林の中へ。

峠から50分ほど歩き、三斗小屋(さんどこや)温泉に到着。

しかし・・ テン場はいっぱいで、小屋内も大混雑・・

混雑は嫌いなので避難小屋方向に戻る事にしました。

戻る途中でギンリョウソウ発見!

那須岳避難小屋まで戻って来ました。

小屋内には先客がいますので、小屋横にテントを張ってビバークすることにしました。

 

そして翌朝。

3時半に出発。

峠まで上がりました。 朝焼けの中の雲海がキレイです。

私がビバークしていた方向も朝モヤの雲海です。

茶臼岳の山頂を目指します。

予想していた通り快晴です。

ご来光!

朝日で山が燃えています。

茶臼岳の山頂に到着。

半端ない世界、神の領域です。 感動です!

登って来た道を下り、三度峠を目指します。 行く手に峠の茶屋跡避難小屋。

峠を過ぎたところにアカモノ発見。

朝日岳を目指します。

朝日岳は荒々しい山肌です。

落石注意です。

荒々しいですが、困難な箇所は何もありません。

目の前の尖ったピークが朝日岳の山頂です。

そして朝日岳の山頂。

山頂付近から茶臼岳の全景。

登ってきた道を少し戻り、清水平方面を目指して稜線を進みます。

三斗小屋方面への分岐がある熊見曽根。

熊見曽根から眺める朝日岳。

更に進んで1900m峰。

1900m峰から眺める朝日岳&茶臼岳。

こちらは北側にある三本槍岳、那須岳連山の最高峰です。

現実離れした世界です。

先へ進みます。 眼下の湿原帯が清水平です。

行く手にクマササ帯が朝日を浴びてキラキラ光ってます。

清水平が近づいてきました。 気持ちよい場所です。

そんな清水平周辺はシャクナゲの群生地!

清水平に到着。

先へ進みます。

北温泉と三本槍岳方面への分岐まで上がった所で振り返る。

1900m峰と朝日岳、間に茶臼岳。

北温泉方面へ進みます。 行く手は終始雲海です。

赤面山まで進みました。

眼下は中の大倉尾根。 広くてひたすら真っ直ぐにのびる尾根です。

この尾根もシャクナゲの群生地です。

間もなく森林帯に突入しますので、この素晴らしい世界とはお別れです。

下山途中にヤマオダマキを発見!

9時半に下山しました。 9:42に北温泉入口バス停よりバスに乗車。

1時間に1本しかないバスへ待たずに乗れたのはラッキーです!

 

以上にて終了です。

午後は雲が湧きだすからだろうから朝勝負という予想が当たりました。

日が昇る前から行動を開始して、早い時間に下山する行動計画にしたのですが、終始晴天&雲海という素晴らしい

世界の中を歩くことが出来ました。

今回も山の神様に感謝です!

 

では引き続き次なる山や谷を目指します!