日本百名山66座である「雲取山」に登ってきました。
JR奥多摩駅より「丹波」行きのバスに乗車。
「鴨沢バス停」で下車。バス停前には定食屋さんとトイレ、駐車場があります。
(奥多摩湖は満水です。という感じですので、多摩川もスゴイ水量でした・・)
定食屋さんで生姜焼き定食をいただき、出発です!
民家の間を抜け登山道へ。
暫く登ると駐車場に抜け、車道を少し進んだ所に登山口があります。
歩きやすい山道を1時間ちょい登ると水場があり、標高1150mの表示が。
「堂所(ドウドコロ)」というポイントを抜けた辺りから霧が・・
「七ッ石小屋下」の分岐に到着。霧が濃くなってきました。
そして「七ッ石小屋」に到着。標高は1600mほどです。
七ッ石小屋にはきれいなトイレがあります。
10張りほどでいっぱいになってしまうテン場があります。
出発が遅かったので、この日はここでテン泊をする事にしました。
そして翌朝です。
快晴です! 西側のビューは、きれいな朝焼けの中に富士山です。
そして東側の「榧ノ木山」方面です。
こんな朝焼けを眺めながらコーヒーを飲みつつ、朝食を食べました。
出発準備完了後、七ッ石山小屋のご主人にテントとシェラフ&マットを預かっていただき、出発です!
そして七ッ石小屋上の分岐です。ここから七ッ石山の山頂へ向かいます。
気持ちのよい朝日の中、ぐんぐん標高を上げます。
山頂付近には「七ッ石山」の山名由来となる七つの石です。
そして山頂、標高1757mに到着です。
山頂ビューです。 富士山には雲がかかってしまいましたが、清々しい!
北側に「雲取山」のピークが望めます。
そのピークを斜め横に望みながら北側斜面を下降開始です。
蛇行した坂を下りきったところで振り返ると、七ッ石山のピークが望めました。
きれいで気持ちのよい尾根をぐんぐん進みます。
五十人平のヘリポートに到着。 その先は「奥多摩小屋」のテン場が広がります。
100張は張れる大きなテン場ですが、皆さんもう出発してしまったようです。
数張りしか残ってません。
「奥多摩小屋」を横目に見つつ、更に尾根を先に進みます。
小屋の先の坂を上りきったところで振り返ると、七ッ石山からここまで歩いてきた
尾根の全貌が望めました。
更に「小雲取山」の斜面を登り、標高1937mへ。
「雲取山」のピークがどんどん近くに。
山頂にある「雲取山避難小屋」です。
避難小屋壁面に掛かる温度計は12℃ですが、風が強いので体感は10℃以下です。
小屋横に山頂標がありますが、ここは山頂ではありません。
小屋の反対側に本当の山頂がありますので目指します。
「雲取山」山頂、標高2017mに到着。
山頂の展望盤越しの展望は雲が多くイマイチ。
でも大菩薩嶺の稜線はきれいに見えました。
山頂から「雲取山荘」に続く北側の坂を下ると、鎌仙人、富田冶三郎氏のレリーフがあります。
更に山荘手前には田部重治氏のレリーフ。
「雲取山荘」に到着。 標高は1830mまで下がりました。
きれいなトイレです。 この案内板は誰が書いたのでしょう? なかなか面白い!
こちらは水場。 沢やか・・ ?カナ(笑顔)って・・
こちらは雲取山荘のテン場です。 さすがにこの時間は誰も居ませんね。
山荘からは巻道に次ぐ巻道ルートで。清々しい道です。
その後七ッ石山小屋へ戻って預っていただいたテント等を受け取り、そして下山は
「赤指(あかざす)尾根」ルートへ。
一旦「石尾根縦走路」に出て千本ツツジを目指し、少し進んだところで視界が開け、
素晴らしい展望が!
写真では解りづらいですが、「登り尾根」と「赤指尾根」、そして「モクボ谷」の山並みが素晴らしく、
また遠くには大菩薩嶺から続く稜線、更に遠くに富士山が!
赤指尾根は杉林の中を進むルートで、不明瞭な道が続きます。
途中、登山道と作業道の区別が付かない場所もあります。
展望もなく方角が解らなくなりがちですので、コンパスは必需品です。(ご参考までに!)
山道が終わり林道に出て、更にゲートを出たところに巨木が。「峰のツガ」です。
この後は延々と蛇行した車道を「峰谷バス停」まで下りました。
しかしバスの時間をチェックしていなかったので、次の便は3時間後・・
下山に限ることですが、この無計画っぷりは私らしいと言えば私らしい・・
やむを得ず「峰谷橋バス停」まで歩くことにしました。
歩き始めて少し進んだ所で後方から来た車が停車し、「どこまで行くの?」と聞かれ、
結果奥多摩駅まで乗せていただくことになりました。
ご夫婦で鷹ノ巣山に入っていたというこの方は、なんと山歴50年!
山の事は何でも知ってるという感じで、特に奥多摩や奥秩父に詳しい!
そんな方でしたので、車中では様々な山や人の話しを聞かせていただきました。
本当に楽しいひと時でした。 ありがとうございます!
後々知ることになったのですが、この親切な方は有名なアルピニストでした。
講演会のお知らせをメールしていただきましたので、今度お邪魔してみたいと思います!
ではまた次なる山を目指します!!