夜中は風が強く、氷点下まで気温が下がりました。
そんな寒い夜をテントで過ごしましたが、満天の星空は素晴らしかったです!
そして2日目の朝がきました。
快晴です! 無風で、しかも暖かい!
しかし日陰には霜が・・
黒岳の人気者シマリスくんがテントまで遊びに来てくれました。
トイレついでに石室の入口付近を見ると「美女歓迎」・・
お鉢平周回コースを右回りに出発です!
いやー素晴らしい! 気持ちがいい!
お鉢平の残雪の雪解け水を水源とする赤石川に到着です。
想像以上の美景に言葉をなくしました。
いつまでもこの美しい景色を満喫していたいのですが、まだ先は長い!
お鉢平ビューを目指し出発です!
北海岳へ向け、ぐんぐん標高を上げていきます。
タカネトウウチソウの群落です。美しい!
移りゆく美しい景色に感動です!
北海岳、標高2149mに到着です。
北海岳からのお鉢平ビューです。 ついにやって来ました!
黒岳方面ビューです。素晴らしい!
更にお鉢の縁を進みます!
荒井岳付近(お鉢を半周ほど進んで)からのお鉢平ビューです。
そして間宮岳分岐です。 道標下に女性用のシューズが?忘れ物??
ここから旭岳に向け進みます。 少し進むと、行く手に旭岳(裏旭)が見えてきました。
旭岳が近づいてきました。
裏旭キャンプ指定地です。 水場は沢の水? トイレはありません。
旭岳の斜面に取り付きます。 そこそこ斜度の大きいザレ場です。
下りは大変だろうなーなどと考えつつ、ひたすら登ります。
もう少し!
北海道最高峰「旭岳」、標高2290mに到着です。
山頂ビューです。
風が強く、飛ばされてしまいそうです・・
お鉢平方面。 私が歩いてきた方面です。 手前にある山は熊ヶ岳。
表旭方面。 下には噴煙を上げる地獄谷。 遠くに美瑛。
旭岳の表と裏は全く別の顔です。
表旭は多くの登山者が頂上を目指し登っています。
(V字の左側縁に登山道がありますが、写真では見えませんね・・)
大雪山系全景。 雄大です!
遠くに日本百名山である「トムラウシ」や「十勝岳」が!
手前の斜面に見えるのは「金庫岩」かな? その先にあるのが「ニセ金庫岩」かな?
旭岳山頂とは別れ、再び裏旭。下りです。
思ったとおり、下りの裏旭は結構厳しい斜度のザレ場でした。
熊ヶ岳の斜面を登り返し、再び間宮岳分岐を経て間宮岳、標高2185mです。
再び御鉢平ビュー。 行く手に見えるのは北鎮岳(ほくちんだけ)です。
また行く手の左手には比布岳(ぴっぷだけ)。 どの山も火山らしい山容です。
中岳、標高2113mに到着です。
ここは西からお鉢平に吹き込む風の通り道です。
写真ではお伝えできませんが、すごい爆風です。 飛ばされそうでした・・
更に歩を進め、北鎮岳肩の分岐です。そして北鎮岳、標高2244mです。
北鎮岳へは登らず、更にお鉢の縁を進みます。
北鎮岳の先は様々な種類のお花たちが待っていました。
チングルマの綿毛にメアカンキンバイ、イワギキョウ、コガネギク、ミヤマリンドウ等々・・
ハイマツの道を抜けると「お鉢平展望台」。 これでお鉢平とはお別れです。
ここから黒岳石室まで一直線。
道沿いには見事なお花畑が! 和みます!
ヨツバシオガマ。満開期は過ぎてますがきれいです。
黒岳が近づいてきました。
右手はお鉢平から続く赤石川の谷です。 何もかもスケールが大きい・・
秋をすぐそこに感じます。 ナナカマドの実も色づいています。
石室に戻ってきました。
大雪山の美観に心を奪われ、時間を忘れていました。
リフト&ロープウエイの運転終了までギリギリの時間です。
急ぎテントを撤収し、下山開始です。
黒岳への坂道の途中から石室を眺め、別れを惜しみます。
黒岳山頂直下でキツネくんと遭遇です。
再び黒岳頂上です。
昨日は雲に覆われていた北側の景色を眺めつつ、急ぎ下山です。
前日とほぼ同じ位置にある太陽と、そして黒岳の影。
あれから24時間近く経過したんだな~なんて考えつつ、素晴らしかった大雪山の旅の締めくくりです。
何とかリフト&ロープウエイの営業終了時間に間に合いました。
2日目は20km強を歩きました。
進む度に変化していく絶景に都度感動していたせいか、まったく疲れを感じませんでした。
最後は帰りの飛行機の中からの大雪山です。
カムイミンタラ
山行終えて改めて考えると、山々の全てに神が居たような気がします。
また登りに来ます!