そこに山と滝があるから

【山行】丹沢主脈~鍋割・檜岳山稜縦走②

縦走2日目の朝がやってきました。丹沢山の山頂は雲の中です。

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「みやま山荘」で美味しい朝食をいただき、朝6時に出発です!

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パキっとした晴れもいいですが、これはこれで幻想的です。モチベーション高く歩きましょう!

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歩いていたら霧が晴れてくれました。目の前に塔ノ岳が見えます。気持ちのよい稜線歩きになりました。

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塔ノ岳が近づいてきました。これは気持ちのよい展望が待ってるぞ!と期待していたら、またまたガスが・・

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塔ノ岳の山頂に到着。標高1491m。

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何も見えません・・右は昨年の秋に来た時の写真です。くぅー(>_<)

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現実は現実なので、丹沢主脈にお別れをして、先に進みましょう!

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山頂から少しだけ標高を下げたらガスが消えました。なんだよー(》ω《)

そしてここは大倉尾根への分岐「金冷シ」。

これをなんと読むか、語源が何なのかについては、ご興味のある方が調べましょう!

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大倉尾根には進まず、ここから「鍋割・檜岳山稜」の縦走ルートスタートです。

次なる目的地、鍋割山に向け進みます。

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道中に「バイケイソウ」が群生してました。

丹沢の高地に多く群生してますが、有毒らしいです。場合によっては死に至るみたいです。

夏になると、白くて可愛い花を咲かすらしいですが、触らないように気を付けましょう!

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鍋割山の山頂に到着です。標高1272.5m。

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そしてこちらが「鍋焼うどん」で有名な鍋割山荘です。

山頂でいただく熱々の煮込みうどんは最高です。混んでる時は待ち時間が1時間にもなるそうです。

今回はみやま山荘で美味しい朝食をたらふくいただいたばかりですので、食べずに先へ進みます!

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おっ、「無理をしないで引き返す勇気が必要です。」

大山三峰山で見た注意標と同じものが、またまた登場です。危険がすぐそこです。

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下りの急坂が待っていました。15分間降りきって振り返るとこんな感じです。

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その先に長い鎖場登場です。しかも足元が崩れやすので滑落注意です。降りきって見上げるとこんな感じです。

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その先もヤセ尾根とか鎖場が続きました。危険地帯です。

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緊張が続くルートですが、満開のミツバツツジがあったりして、少しだけ心が和みます。

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1時間ほど頑張ったら雨山峠に到着しました。

ここから先はまた幾つかのピークに向けアップダウンが続くのですが、指導標が少なく、また登山道を示す

リボンやテープも少ないので、人が歩いた足跡を頼りに進みます。

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雨山の山頂に到着です。標高は1176m。何もありません。先に進みましょう。

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斜面が大崩落しています。怖ろしい・・ と思いっていたら、満開のマメザクラが。和みます。

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檜岳(ひのきだっか)の山頂到着です。標高1167m。ここも何もありません。

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更に先に進むと展望が開けました。先に見えるのは次なるピーク、伊勢沢ノ頭です。

そしてその山頂です。標高1177m。これで1000m超えの山は終了です。

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秦野峠到着です。その先に沢が待っていました。清流が湧き出る源流地です。

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縦走最終地点である、林道秦野峠に到着です。

この先にシダンゴ山という低山がありますが、その山には登らず、今回は林道で下山します。

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約1時間半ほど下る林道を選んで正解です!

素晴らしい新緑が待っていました。山の息吹を感じながら、旅の締めくくりを満喫です。

そして林道の途中には、、

タヌー2 タヌキくん

更にはなんと、

カモシカ 天然記念物くんです!

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これにて合計約35km、歩行時間15時間半の丹沢山地縦断の旅は終了です。

今回の山行も多くのよき出会いがありました。

その一期一会の出会いによる思い出は、私の心に宝として一生残り続けるものです。

そして次はどんな山が私を待っているのか?楽しみです!

【山行】丹沢主脈~鍋割・檜岳山稜縦走①

今年掲げた目標の1つ目、「丹沢主脈&鍋割・檜岳主稜縦走、計約35km」を実行してきました。

そこそこのロングトレイルなので、長くはなりますが、時間のある方はご覧くださいませ。

2回に分けご紹介してまいります!

 

橋本からバスを乗り継いで「焼山登山口」下車。

諏訪神社で安全祈願をして出発です。

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最初はお決まり、尾根までの急登道です。

山の上に水場が少ない丹沢は水持参が基本です。

今回はロングなので、水不足に陥らない様、多めに持参したのですが、ザックが重くて、きつい・・

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新緑眩い山中にケルンが積まれていました。

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焼山(やけやま)山頂です。標高は1059.6m。樹木に覆われているので眺望はありません。

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鉄塔に登ってみたら津久井湖&奥高尾方面が望めました。

しかし、進行方向の怪しげな雲と雷が気になる・・先を急ごう・・

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続いては黍殻山(きびがらやま)山頂です。標高1232m。山頂標はなく、看板です。標高は鉛筆?で手書きです。

山頂中央にあるのは雨量計で、雨量を無線で城山ダムに伝えるためのものらしいです。

更に先を急ごう・・

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少し歩いたところに「黍殻避難小屋」がありました。

ちょい前に建て替えをしたという情報は知ってましたが、きれいな小屋です。

後から年配のご夫婦が登って来て、この小屋へまっしぐらに向かっていたので「こちらにお泊りですか?」と

聞いたところ、「私らはよくここをベースキャンプにして方々を歩くのが・・」などと答えてくれました。

山好きな仲良しご夫婦です。いつまでもお幸せに!

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雷の音が大きくなってきました。先を急ごう・・

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姫次(ひめつぎ)到着です。蛭ヶ岳が望めます。雷が気になるので、早くあのピークをクリアしなくては・・

とはいえ、腹が減っては戦は出来ぬ。急いで昼食です。

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昼食を終え、念のためレインウェアを着用して暫く歩いたところで、蛭ヶ岳山頂にヤバい雲が・・

しかも雷の轟音が近い・・

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ついにやられてしまいました。雹も混じってます・・orz

大きな木の陰は避けつつ、雷雲が遠ざかるまで動きまわらないように要注意です。

そんな中、もの凄い爆音&閃光が・・100mも離れていないところに落雷です・・恐ろしい・・

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雷が遠ざかったので、再び蛭ヶ岳の山頂を目指して移動開始です。

しかし、、レインウェアを着用しての階段地獄はきつい・・蒸し風呂状態です。

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蛭ヶ岳の山頂に到着です。丹沢山地最高峰の標高1672.7m。

この山頂はパノラマビューなはずなのに、すっかり雲の中です・・何も見えません・・

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行く手のガスが晴れたので出発です。気持ちのよい稜線が続きます。

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有名な「鬼ヶ岩」の鎖場です。

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「鬼ヶ岩」の上から望む蛭ヶ岳。これお決まりの絵なので、私もやっておきました。パシャ!

これから尾根歩きが続くので、再び雷雲遭遇しない様に先を急ごう・・

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という事でいくつかのピークを超え、蛭ヶ岳山頂から歩く事1時間半ほど。

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日本百名山第71座「丹沢山」の山頂に到着です。標高1567.1m。これで一安心。

登山を開始してからここまで、7時間半ほど歩きました。

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一晩お世話になる「みやま山荘」到着です。

この日は満員御礼でして、寝床に隙間がないほどでした。

評判の料理は大変美味しく、とてもきれいな山荘なので、こんなに混んでなければ快適なのに・・

また、世界の山を登り続けているご主人の話しも聞けずで、残念、無念・・

そんな感じで、縦走1日目はこれにて終了。

おやすみなさいzzz

—— ②へ続くのである ——