そこに山と滝があるから

【山行】大雪山①

日本百名山第5座、北海道最高峰「旭岳」を含む「大雪山」に登ってきました。

今回は晴天に恵まれ、素晴らしい山行になりましたので、2回(2日間)に分けて

掲載させていただきます。

 

甲斐駒ヶ岳から下山した翌日、羽田から旭川へ飛び、その日のうちに層雲峡より

大雪山系最北「黒岳」にある「黒岳石室」を目指しました。

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層雲峡からは黒岳の五合目までロープウエイ利用です。乗り場の標高は660mです。

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さすが観光名所。素晴らしい景観です!

ロープウエイには多くの方が乗車してましたが、外国人の方々の姿も多数見受けられました。

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7分で五合目、標高1300mに到着です(^^)v

山地図によると、ここまで歩いて登った場合は2時間半。しかも急坂です。

「カムイミンタラ」 ”神々の遊ぶ庭”というアイヌの言霊。

アイヌの方々は神の居る場所として崇めていたのでしょうか?

それとも単にヒグマが多い場所として名付けたのでしょうか?

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「とっていいのは写真だけ、残していいのは足跡だけ」

高山植物や動物を大切にし、生態系を壊さないように!ですね。

次いでリフトで七合目へ(^^)v

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15分で七合目、標高1510mに到着です(^^)v そして七合目ビューです。

ロープウエイ&リフト利用の登山は初めてですが、こんなに楽をして七合目まで登れてしまうなんて。。

ドM追及型の私としては、少々恥じらいを感じてしまいました。

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ここで登山届けを記入して入山です。ヒグマに遭遇しませんように!

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七合目から黒岳山頂までの標高差は500m弱です。 坂道の途中で横を見るとすごい雲が・・

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「小さな花にも一つの命」 そして蜂も懸命に生きています!

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八合目に到着です。 そして八合目ビューです。

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更に九合目に到着。三日月がきれいです。

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素晴らしい景色に息を呑みます。

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最後の急登です。そして黒岳山頂、標高1984mに到着です。

北海道の山は標高1000~1500mで森林限界を超えると聞いてましたが、

確かにロープウエイの駅付近で森林帯が終わっていました。

また北海道の標高2000mは、本州のアルプス頂上の環境程度になると

聞いていましたが、黒岳頂上に着いてみると正に景観はそんな感じです。

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幻想的な世界です。 そして雲海には雲の滝です。

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そして私が居る山頂の影には ブロッケン現象が。

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いつまでも留まりたかったのですが、間もなく日暮れですので目的地へ急ぎます。

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振り返ると夕日に染まる黒岳山頂が。そして行く手には本日の宿営地「黒岳石室」が見えました。

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石室到着です。受付を済ませ、急いでテントの設営です。

そんな中、夕日は刻一刻とその美しさを増していきます!

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きれいです! 素晴らしい! しかし、寒い・・

 

この後は夕食に温かいカレーライスを食べ、素晴らしい夜空を眺めながら晩酌をしました。

至福の時間です。

 

—————②(2日目)へつづく————–

【パワースポット】箱根神社

お盆最終日、東名の渋滞を避けるために箱根越えをしました。

ついでに箱根関所と、関東屈指のパワースポットである箱根神社に立ち寄ってきました。

 

【箱根関所】

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観覧時間終了間際でしたので、人がほとんどいません。

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京口御門を潜ると大番所があります。

番所の前や中には鑓や弓、鉄砲が並んでいますが、旅人を威嚇するために並べてあったそうです。

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外繋(とつなす)。 旅人の馬を繋ぎとめるためのものらしいです。

丘の上にあるのは遠見番所です。

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大番所横には「定」が。五か条ありますが私には読めません。

関所の公式HPによると以下の通りらしいです。

一、関所を通る旅人は、笠・頭巾を取り、顔かたちを確認する。

一、乗物に乗った旅人は、乗物の扉を開き、中を確認する。

一、関より外へ出る女(江戸方面から関西方面へ向かう女性:出女)は詳細に証文と照合する検査を行う。

一、傷ついた人、死人、不審者は、証文を持っていなければ通さない。

一、公家の通行や、大名行列に際しては、事前に関所に通達があった場合は、通関の検査は行わない。

ただし、一行の中に不審な者がまぎれていた場合は、検査を行う。

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江戸口御門を出ると矢場がありました。弓矢や鉄砲の練習をしていたとのことです。

関所復元に際しては、古文書の解読で施設構成を把握し、その後発掘調査をしたとか・・

大変なご苦労があったことでしょう!

 

【パワースポット 箱根神社】

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箱根大神と九頭龍大神が祀られている箱根神社です。

鳥居を潜る前から発せられるパワーを肌で感じ取れます。

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境内は静寂に満ちていました。身が清められるというか 、引き締まる感じです。

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芦ノ湖には平和の鳥居があり、湖面から本殿、そして箱根駒ヶ岳の頂上にある元宮(もとつみや)まで、

一直線に結ばれた『龍道』が作られています。

この『龍道』は非常に浄化力が高いパワースポットらしいです。

また89段の石段は、89(やく)落としになるそうです。

そんな重要な事を知らなかった私は、一段飛ばしで登ってしまいました・・

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そして箱根神社本殿です。右手には境内摂社の九頭龍神社があります。

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九頭龍神社の前には「龍神水」があります。この水は不浄を洗い清める力を持った霊水とのことです。

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境内横には「安産杉」があります。子宝&安産のパワースポットです。

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また『龍道』の両脇には立派な杉が立ち並んでいますが、中でもこの「矢立のスギ」は凄い

パワーを発しています。

真っ直ぐに天へ向かって伸びたこの杉は、樹齢1200年、高さ35mとのことです。

 

箱根神社は本殿に神様がいるのではないそうです。

神様が降臨するのが箱根連山の最高峰である神山で、元宮がある駒ヶ岳より神様を拝礼する

ように作られているそうです。

元宮の御扉を開けると、真正面に神山を拝する形になっているそうです。

今回は駒ヶ岳山頂の元宮、また九頭龍神社本宮と白龍神社へは行きませんでしたが、

次回箱根へ行く際は必ず全てを参拝したいと思います。

また、湯本から三島まで、旧東海道を歩いて箱根越えしてみようと思います。

 

「箱根を背にするものは天下を制す」 関東で仕事をする人は必ず参拝するべし!

だそうですから、皆さんも機会あれば是非!!

【山行】浅間隠山

群馬県と長野県の県境にある、日本二百名山「浅間隠山(あさまかくしやま)」に登ってきました。

このへんてこな山名の由来は、群馬県側から見た時に浅間山をすっぽり隠してしまうからという

ことで命名されたらしいです。

素晴らしい山容だし、「川浦富士」という素敵な別名があるとのことですが、なんだか亜流的で

ちょっと残念な感じです。

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北軽井沢側の「二度上峠」にある登山口より入山しました。

既に標高が1340mほどです。

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緩やかな山道です。 ヤマジノホトトギス発見。

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「この道は古くからの道です。道幅も広く、時間、体力的にらくに歩けますから多いに歩いて下さい」

と書いてあります。

登山口と山頂の標高差は400mちょいですし、1時間半ほどで山頂に達しますので、登山初心者や

子供でも大丈夫! ハイキング感覚で挑めます。

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気持ちのよい道が続きます。

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クマザサの森にマムシソウ、シモツケソウetc・・きれいです!

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ジグザクに斜面を登る道が続きます。

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山頂直下です。鼻曲山方面の展望がありましたが、いまいち・・

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最後の坂道ですが、花々がきれいです!

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山頂付近は花の楽園です。

マツムシソウやアザミ、タムラソウ、オオバギボウシ、シモツケソウ等が咲き乱れています。

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「浅間隠山」山頂、標高1756.7mに到着。

この山頂はパノラマビューで、天気が良ければ至近に浅間山、そして遠くに北・中央・南アルプス、

富士山、筑波山、日光白根山まで望めるはずですが・・

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この日の山頂ビューはこんな感じ。

浅間山の雄姿を期待したのですが、残念、無念・・

また楽しみにしていたレンゲショウマを発見できず、これまた残念・・

後で調べた事ですが、鼻曲山の方面に入るとレンゲショウマの群生地があったようですorz

 

今回はこれにて終わり。

北軽井沢での3泊4日キャンプ中の、ついで登山でした。

次回はガッツリ登山を計画中です!!

【山行】白馬岳

日本百名山第45座の北アルプス「白馬岳(しろうまだけ)」へ登ってきました。

今回は車で登山口「猿倉」まで行き、山頂までをピストンする計画としました。

行程は、1日目を移動日として猿倉駐車場にて車中泊、2日目を登山日として山荘宿泊、

3日目を下山&帰京日という、余裕を持った計画にて実行してきました。

 

————-1日目、移動、車中泊————

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「JR白馬駅」に到着です。情報入手のため、駅前の「北アルプス総合案内所」に立ち寄りました。

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「猿倉」に到着です。山荘泊の方々で、駐車場は8割方埋まっています。

予想通りです。前日の夕方から乗り込んで正解です。

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駐車場からの白馬岳ビューです。夕日に染まってきれいですが、山頂は雲の中です。

 

————– 2日目、登山、山荘泊 ————–

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そして翌朝、猿倉バス停にある「猿倉荘」標高1230mより登山開始です。

ちなみにですが、猿倉駐車場は夜中の3時半に満車になってました。

(白馬岳に車で行く方は、ご参考にどうぞ!)

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快晴です。登山道の途中から白馬岳の雄姿が望めました。

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猿倉からの登山道は林道が続きます。

途中に砂防ダム?がありましたが、スケールが大きすぎ・・ 落差50m以上はあるな・・

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林道を外れ山道に突入しました。「白馬尻小屋」へ向け、ひたすら登りです。

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「白馬尻小屋」に到着です。そして、全長3.5km、標高差600mの「白馬大雪渓」です。

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アイゼンを装着して大雪渓登り開始です。

雪渓の真ん中にある安全地帯の印をなぞり、1列で進みます。

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3分の1ほど来たところで振り返ってみました。それにしても長い・・

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ようやく終わりが見えました。この地帯は、「杓子岳」の斜面から常に落石が流れ落ちています。

そして登り終え雪渓を振り返りましたが、一番下が見えません。

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ここからは急登です。標高を上げる度に雪渓の全容が望めるようになりました。

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そして「小雪渓」に到着。

ここは斜めに横断しますが、斜度が大きいので足を踏み外さない様に要注意です。

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「避難小屋」に到着です。背景は白馬三山の真ん中の峰「杓子岳(しゃくしだけ)」です。

更に急登が続きます。

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過酷な急登道ですが、澄み渡る青空と残雪、そしてお花畑が気持ちいい!

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尾根まであと少し。素晴らしいロケーションの中をひたすら登り詰めます。

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最後の急登です。

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「白馬岳頂上宿舎」到着。小休止です!

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「白馬岳頂上宿舎」を後にして、「白馬山荘」を目指し更に登ります。

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尾根道に到着。行く先は「白馬山荘」。そして後方は北アルプスの峰々。

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この日の宿となる「白馬山荘」に到着です。

「白馬山荘」は1000人収容できる巨大な山荘で、100年以上の歴史を持ちます。

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ザックを置いて身軽になったところで、「白馬岳」のピークを目指し登り始めます。

行く手にあるのは、白馬山荘の創設者「松沢貞逸さん」のレリーフです。

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レリーフから「杓子岳」方面ビューです。そして更にピークを目指し登ります。

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「白馬岳」山頂、標高2932.3m到着です。

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山頂ビューです。

左は南方面の白馬三山、「杓子岳」と「白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがたけ)」。

左は北方面の「小蓮華山(これんげさん)」。

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お決まりの絵を撮影しつつ、「白馬山荘」へ戻ります。

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そして夕食後の夕日鑑賞です。

目の前の「旭岳」の斜面をなぞる様に、「富山湾」へ日が沈んでいきます。

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夕日はきれいですが、寒い・・

写真撮影には失敗してしまいましたが、夜中の満天の夜空、そして富山の夜景は素晴らしかったです。

特に半月の月が沈んだ後、3時半頃の夜空は格別なものでした。

 

————– 3日目、下山、帰京 ————–

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3日目の朝が来ました。快晴です!

手前に立山連峰、奥には飛騨山脈「槍ヶ岳」まで、北アルプスが一望です。

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その後、目前の「旭岳」に登ってみました。

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こんな斜面をよじ登り、そして「旭岳」から見た「白馬山荘」です。

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「旭岳」の麓でライチョウ遭遇です。子育て中の母です。ガンバレー!

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この幻想的な景色とはこれにてお別れ、この後は下山開始です。

ということで下山しましたが、大雪渓の下りは思いのほか厳しかったです。

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下山後、「小日向(おびなた)」より白馬三山を望んだら、既に山頂は雲の中。

 

これにて「白馬岳」の旅は終了です。

天候に恵まれた3日間でした。というか、最高な3日間でした!

そして「白馬山荘」はおススメです。

スタッフ皆さんの笑顔よし、食事よし、居心地よしです。

正に雲上のオアシスでした。

 

次回は「白馬大池」でテン泊しつつ、「白馬山荘」に泊まりつつ、そして白馬三山縦走を

してみたいですね。

そんな旅を妄想しつつ、次なる山を目指したいと思います!

【山行】大菩薩嶺

日本百名山第70座である「大菩薩嶺」へ登ってきました。

今回は、代表的な登山口である「上日川(かみにっかわ)峠」を目指しました。

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そして「JR甲斐大和駅」到着です。

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駅近くの「諏訪神社」に旅の安全を祈願して、バスに乗車です。

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40分ほどで「上日川峠」に到着。標高は既に1580mです。

そして「ロッジ長兵衛」。出発前に美味しい桃を頂戴しました。

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登山開始です。

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「福ちゃん荘」に到着。

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ここでもお地蔵さんに安全祈願です。

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そして「富士見山荘」到着です。ということで横を見ると富士山です。

ぶ厚い雲が・・ 尾根からの富士山ビューが微妙かも・・

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途中のきれいな沢でマイナスイオン満喫です。

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緩やかで気持ちのよい上り坂が続きます。

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「大菩薩峠」の「介山荘」に到着です。

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そして「大菩薩峠」、標高1867m。 西側ビューは南アルプスですが、雲が多くていまいち・・

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南側ビューの富士山は雲に隠れてしまいました。

眼下の上日川(かみひかわ)ダム「大菩薩湖」はきれいです。

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すごい雲の発生っぷりです。

湿った暖かい空気が山の斜面を駆け上がり、1000~2000mの地点で急速に

冷やされるんですね。

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「賽(さい)ノ河原」です。様相からしてもその名の通りの場所です。

昔はここが「大菩薩峠」と言われていた地点で、青梅街道最大の難所だったとのことです。

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更に進んで、「神部岩」に到着です。標高2000m地点の標があります。

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そして「雷岩」に到着。これにて尾根の素晴らしいロケーションは終了です。

ここから森林帯に入って、大菩薩嶺のピークへ向かいます。

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「大菩薩嶺」山頂、標高2057mに到着です。山頂は森林に覆われ、展望は全くありません。

 

平野で35℃という猛暑日だったこの日、午後になると多くの積乱雲が発生していました。

私が登った大菩薩嶺界隈でも積乱雲が作られていましたので、雲が流れて行く先である

奥多摩や青梅方面では集中豪雨になっていたようです。

 

今回選択したルートは、登山口と山頂の標高差は480mほどしかなく、また登山道は林道

同様に緩やかでしたので、ハイキング感覚で楽しむことが出来ました。

という「大菩薩嶺」ではありますが、ルートの組み方によってはハードな行程も組めます。

涼しい時期に限りますが、次回この山に登る際はハードなドMルートを設計してみたいと

思います。

【山行】川苔山

奥多摩の「川苔山」に登ってきました。

「川苔山」への登山道はいくつかあるのですが、今回は「川乗橋」から「百尋の滝」を経て登る

道を選択しました。

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「ホリデー快速おくたま」で「JR奥多摩駅」へ。梅雨明け?の週末は大混雑です。

山の中に来てまで満員バスに乗りたくはなく、登山口のある「川乗橋」までの約4kmを歩くことにしました。

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多摩川の支流「日原川」です。

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「日原街道」沿いの「根元神社」に旅の安全を祈願して、街道をひたすら登って行きます。

途中3台のバスが抜いて行きましたが、いずれも満員御礼です。

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こんな気持ちのよいロケーションをバスで通り過ぎてしまうのはもったいない。

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「奥多摩工業曳鉄線」の橋梁です。

採掘した石灰石をトロッコで運搬しているらしいのですが、この日は止まっていました。

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「川乗橋バス停」に到着です。ゲートを越えて林道に入ります。

CIMG6069 入漁券はちゃんと買いましょうね。

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ひたすら続く林道を歩き続けます。

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林道は「川乗谷」沿いを上流に向けひたすら続きます。

途中シャワークライミングをしている方々が居ました。気持ちがよさそうです!

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山道の入口「細倉橋」に到着。皆さんひと休み&トイレ待ち。そして熊出没注意・・

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橋が落ちているので更に林道を迂回せよ!との指令ですorz・・

山道入口はロープで閉鎖中です。

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林道は暑いし、もう飽きたので、早く山道に入りたい・・

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ようやく迂回路終了です。ここから山道開始です \(^o^)/

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パワースポット「百尋(ひゃくひろ)の滝」。きれいな滝です。落差は30mほどかな?

マイナスイオン満喫です!

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ピークを目指してひたすら登るのみ。

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途中から頂上への道は2つに分かれていました。

私は「石毛岩の肩」への山道を選択したのですが、一旦下って登り返すルートでした。

分岐までは多くの人がいたのですが、このルートはほとんど人がいません・・

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その理由はこの急坂があるからだと、行って始めて知りました。。 ドMルートです。

地図をよく見たら「急坂」と書いてありました。

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急坂を登り詰めるとピークが見えました。あと少しです。

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「川苔山(川乗山)」標高1364mの山頂到着です。

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そしてランチタイム。 山頂ビューは西側の「雲取山」方面です。

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ランチを終えたら出発。

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多くの人は「JR鳩ノ巣駅」方面に下山していきましたが、私はその先の尾根道を進んでみました。

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気持ちのよい尾根道が続きます。

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そして「エビ小屋山」標高1147m山頂です。山頂標はなく、三角点があるのみ。

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山道上にブナの倒木です。悲しい景色です・・

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山あじさい等の花々に癒され、励まされました。

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林の先は草むらでした。南斜面で暑いし、蒸していたので少々めげました。

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通行注意。

確かに・・雨が降ると斜面の土が流れて道が消えてしまうのですね。

都度山道を補正してくれている方々、ありがとうございます!

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人の生活音が聞こえるようになりました。

そして林の間に今回越えてきたピークが望めました。最奥の山が「川苔山」です。

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「JR古里駅」に到着。これにて旅は終了です。

今回は登山口までの車道約4km、林道&山道を約15km、計19kmほどを歩きました。

約7時間の旅でした。

 

これから猛暑が続きますので、低山歩きはしばらくの間はお休みし、高山歩きをしようかと思います。

次回はどんな山に呼ばれるのか、楽しみです!

【お散歩】高松

2週連続で高松へ行ってきました。

せっかくなので、朝早起きして市街を散歩してきました。

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特別名勝「栗林公園」です。

ミシュラン観光ガイドで「わざわざ訪れる価値のある場所」として3つ星に選定されたらしいので、

心行くまで見学してみたいところではありますが、今回は時間に余裕がないため、入園は次の

機会のお楽しみとしました。

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心得なくして入園なしですね。覚えておきます!

そして、偉大な政治家、三木武吉さんにお会いすることができました。

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栗林公園の裏側に回り込んで「JR高徳線・栗林公園北口駅」です。

「中野稲荷神社」に隣接する、なんとも不思議な空間です。

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そして高松の氏神「石清尾八幡宮」です。

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氏神なので、お祭りや正月の時は賑やかなことでしょう。

この日は平日の朝ということもあり、静寂な空気が流れていました。

まだまだ歩きたいところでしたが、ここで時間切れです。

 

そして翌週、行きは寝台特急「サンライズ瀬戸」、帰りは空路という計画を組みました。

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22時に東京駅を発ち、目が覚めると瀬戸内海!

朝焼けの中の「明石海峡大橋」です。

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四国へは「瀬戸大橋」で渡ります。

朝日の中の素晴らしい景観に感動です!

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7時27分、「JR高松駅」に無事到着。スマイルステーション?

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高速船・フェリー乗り場です。直島の地中美術館へ行ってみたい・・

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高松はきれいな街です。

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さすが「うどん県香川」!

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高松港に突き出した「赤灯台」。

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高速船にフェリー。乗りたい・・

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高松城跡、「玉藻公園」。時間がないので入園は次回のお楽しみ・・

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「玉藻公園」の横には「ことでん・高松築港駅」。ここで時間切れです。

また絶対来るぞ!と心に決め、今回の高松散歩は終了です。

 

そして帰路の飛行機内からは素敵な景観が!

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雲海から突き出した南&中央アルプスの山稜

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そして富士山。あぁー登りたい!

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更に極め付けは夕日の中の大島と富士山。

高松のきれいな街と瀬戸内海、そして美味しかったうどん達。

そんな高松での良き思い出を噛みしめながら、今回の旅は終了です。

 

高松、そして出雲への旅は「サンライズ瀬戸&出雲」がお勧めです。

次回も利用させていただきます!

【ハイキング】ユーシン渓谷

丹沢山地のど真ん中にある「ユーシン渓谷」を歩いてきました。

今回はピークハントをせず、ひたすら林道を歩くハイキングです。

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「ユーシン渓谷」へは、新松田からバスに乗り、「玄倉(くろくら)」バス停下車。

玄倉川沿いにある玄倉林道を上流に向け歩きます。

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歩き始めて40分でゲートに到着します。ここから先は車両通行止です。

ゲートの前には10台ほど駐車できる平場があり、シャワークライミングの準備をする人達が居ました。

「釣りをする皆さんにお願い」・・ うーん、皆さんちゃんとお金払っているのだろうか?

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ロックシェッド登場! すごい砂利の流れっぷりです。

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1つ目のトンネル、「境隧道」です。 トンネルの先は新緑&苔が蒸しています。

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そして「ユーシンロッジ」を休業に追いやった「青崩隧道」。

この「新青崩隧道」は327mもあり、中は真っ暗なので、照明器具を忘れた方はそれなりの勇気を

必要とします。 まー何があるか分かりませんので、潔く引き返す事をお勧めします。

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トンネルを出ると再びロックシェッド。

振り返ると、脆く崩れやすい「仏岩」の下でロックシェッドが林道を守ってる感じです。

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続いて「石崩隧道」。 まるで腸の中を歩いているような感じ・・

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そして「玄倉ダム」到着。 名物の「ユーシンブルー」。 素晴らしい!!

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その後もトンネルは続きますが、なんだかトンネルマニアみたいな感じになってきたましたので、

トンネル紹介はこれにて終了。

とはいえ素掘りだったり、切り通しがあったり、すごい・・ 整備した方々、ありがとうございます。

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マイナスイオン満喫です。

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秘境です。

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閉鎖している登山口です。

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こちらは雨山峠への登山口です。

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「ユーシンロッジ」到着です。

未だに休業中ですが、現在は避難所として一部開放していますし、公衆トイレもあります。

このユーシンロッジは様々な山への分岐点となる重要な地点ですから、是非とも再開して

いただきたいものです。 神奈川県さん、よろしくお願いします!

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そうですね。 かわいい動物達なのでかわいがりましょう。

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ロッジの敷地内にある「西丹沢ユーシンの森」です。 きれいな森です。

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これが見たくてロッジ裏側の「大石山」への登山口に向かいました。

なぜ、ひらがなとカタカナなのか? 松田警察の方に聞いてみたい。

 

今回は以上で終わり!

往復20km弱の楽しいハイキングでした。

【山行】丹沢横断縦走(前編)②

縦走2日目の朝が来ました。 快晴です!

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「山に登る鹿くなし 鹿に叱られぬよう」・・ 鹿の挿絵・・ 遊び心満載ですね。

朝食は手短にカップ麺とパンで済ませ、出発準備です。

準備完了後、更に「速攻元気」というゼリー飲料を飲んで出発です。

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再び「モロクボ沢ノ頭」に向け歩くと、木々の間から富士山が!

空気が澄んでいます。 昨日の無視界が嘘のようです。

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新緑が朝日を浴びてきれいです。

前日は悪天候に苦しめられただけに、テンションは最高潮です。

「モロクボ沢ノ頭」から1時間ほど歩いた所で、「加入道山」の避難小屋に宿泊していたと言う

4名のグループにお会いしました。

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木々の間から眺望がありました。 箱根大湧谷の噴煙が見えます。

そして今回断念した丹沢主稜尾根です。手前に見えるのが「檜洞丸」で、奥が「蛭ケ岳」と「丹沢山」。

あの稜線を歩けないかと思うと、改めて悔しい・・

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「加入道山」のピークに向け、急登開始です。

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「加入道山」標高1418mの山頂に到着です。 奥に見えるのは避難小屋です。

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避難小屋に寄ってみました。 「蛙たちも呆れ返る」・・ 蛙の挿絵・・ ふふっ

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気持ちがよい道が続きます。

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「大室山」に登る坂道途中で素晴らしい展望がありました。

再び富士山です。少し雲がかかってきました。 そして遠くに南アルプス白峰三山から明石山脈。

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こちらは箱根の山並み。 再び大涌谷の噴煙です。

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そして最後の急登です。

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急登が終わると楽園がありました。

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「大室山」、標高1587mの山頂に到着です。

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三角点に山頂標が3本。賑やかな山頂です。

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下山開始です。 途中でまた富士山が見えましたが、山頂は既に雲の中です。

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下りも気持ちのよい道が続き、難易度の低い鎖場も登場です。

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「犬越路(いぬこえじ)」に到着です。標高は1060mまで下りました。

避難小屋壁の貼り紙跡がすごく気になる・・ 何が貼ってあったんだろう・・

「檜洞丸」へ登る山道を未練がましく横目に見ながら、、 更に下山です。

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急坂の先に、沢のガレ場です。

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「用木沢」沿いの気持ちのよい道が続きます。 沢の先には「檜洞丸」のピークがあります。

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「用木沢出合」に到着です。 そしてキャンプ場がありました。

山岳用のテントが多数張ってありますので、ここをベースキャンプにして登山を楽しんでいる人が

多くいるんですね。

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「西丹沢自然教室」に到着です。 この日は駐車禁止になってました。

どうやら翌日に山開きの式典が執り行われるようで、そのための規制らしいです。

向かい側の駐車スペースは満車です。

 

以上で今回の山行は終了です。

早い時間に下山してしまったので、ここから丹沢湖までハイキングをすることにしました。

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この日は大勢の方が山に入っていたのでしょう。 箒杉の先にバスが5台も待機していました。

そして「ぶなの湯」到着です。 ここで汗を流し、暫しの間休憩しました。

ここに至るまで行動食しか食べてこなかったので、休憩後に河原で遅い昼食として温かい親子丼と

味噌汁を作り食べました。

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「丹沢湖」到着です。 少し進んだ先で振り返ると、最奥に「大室山」が見えました。

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途中に立ち寄った酒屋の猫です。店内に寝っころがっていたので、危うく踏んでしまうところでした・・

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これにてハイキング終了です。

 

今回は、山中湖と丹沢の平地を16km、山道を29km、計45kmを歩きました。

辛くて、悔しかった2日間でしたが、終えた後の気持ちは晴れ晴れとしています。

 

間もなく梅雨に突入します。

当面の間はスローペースになるでしょうが、引き続き次なる山を目指して活動あるのみです!

次はどんな山が待っているか楽しみです。

【山行】丹沢横断縦走(前編)①

今年掲げる目標第二弾を、梅雨入り前にやってしまいたくて実行してきました。

山中湖から宮ケ瀬湖までの計45kmほどのコースです。

普通に設計すると2泊3日になるところを、2日で踏破する計画を立ててみました。

結果は敗退です。悪天候により前に進むことができず、半分を残して今回は終了です。

後半戦は今年中にやり遂げるつもりでいます。

 

これまでにいくつかの山行を投稿しましたが、それらを読んでいただいた方より

「どこに登っているのかいまいち分からないよ・・」という貴重なご意見をいただきました。

手持ちの地図をスキャンして掲載させていただきたいところではありますが、商用されている

地図を取り込んでWEBやSNSに掲載するのは著作権法違反になります。

ということで、すみません。出来ません。。

貴重なご意見をくれた方、何卒ご理解ください。

(WEB検索すると、いくつかのブログがヒットしますので、ご参照ください。)

 

前置きが長くなりましたが、山行記録の投稿を始めます。

山中湖至近の三国山から西丹沢の大室山へ続く尾根を「甲相国境尾根」と言います。

その名の通り「甲斐の国」と「相模の国」の国境とされてきた尾根です。

三国山は既に登ったことがある山であり、今回の山行を2日間で終わらせるためにも

計画には含まず、「高取山」からスタートすることにしました。

「高取山」の登山口は、新宿から高速バスに乗車して「山中湖平野」というバス停で

下車するのが最寄りなのですが、問い合わせたところ残念な事に満席でした。

高速バスは諦め、御殿場まで電車で行き、そこから路線バスで「山中湖朝日丘」へ

向かう設計としました。

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そして実行です。 「山中湖朝日丘」バス停に到着です。

湖面を望む写真中央に見える山が「高取山」から続く「甲相国境尾根」です。

ここから「山中湖平野」まで約4km、またそこから登山口まで約2kmあるのですが、歩きました。

しかし、、今回は5ℓの水を持ち、またスリーピングやクッキンググッズ、2日分の食糧、

そして最悪の事態に備え野営も出来るようにツエルトなどをザックに詰め込んでますので、

荷物は20kg超。 それなりに重い・・

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湖畔の気持ちのよい道です。沿道には観光施設がいくつもありますが、早朝なのでCLOSEです。

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やどってますね。。

というのはどうでもよくて、「山中湖平野」界隈まで来ると、左手に富士山の雄姿が望める様になりました。

雲がかかってましたが、かろうじて山頂が見えます。

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バスを降りてから1時間強で登山口に到着です。

コンビニで買ったおにぎり3個を食べ、登山開始です!

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緩やかな上り坂です。 そして、中腹まで登り、振り返るってみると山中湖と富士山が一望。

5合目ほどより上は雲の中です・・

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進む先は、気持ちのよい登山道が続きました。

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そして「高取山」山頂、標高1174mに到着です。

富士山が全く見えなくなってしまいました。 雨が降る兆しです。 ヤバい・・

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その後は「大棚ノ頭」標高1268m、「石保土山」標高1297m、「縦ノ木沢の頭」標高1306m

というようないくつかのピークを超え、歩き続けること3時間。

ついに目の前にガスが・・ そして霧雨が・・

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更に30分ほど歩き続け、「菰釣山(こもつるしやま)」標高1379mに到着です。

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ここに避難小屋があります。

霧雨が降っているし、少々風が出てきましたので、避難小屋へ入って昼食です。

温かいカレーライスと味噌汁を食べました。

登山口からここに至るまで4時間強が経過しましたが、未だ誰にも会ってません。

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天候は悪化の一途です。 霧雨は小雨になり、気温が下がり、そして風も強くなってきました。

また、場所によっては10m先が見えないほどガスってきました。

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「ブナ沢ノ頭」標高1229m、「城ヶ尾山」標高1199m、「大界木山」標高1246mというピークを

超えました。

風雨が強まり、また視界もない中、ひたすらアップダウンを繰り返す道を歩くのは辛いだけです。

しかし先に進むしかないので、ただただ頑張るのみです。

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「モロクボ沢ノ頭」に到着です。

「加入道山」へ進むか、「畦ヶ丸」へ向かうか、運命の分かれ道です。

この計画を2日間でやるためには「加入道山」まで進む事が必須条件なのですが、

ここから2時間ほどかかります。

時刻は17時。日が暮れる前には目的地の至近まで行ける時間ではあるが、

状況を考えると「畦ヶ丸」で終了するべき・・ でも・・

という具合で自問自答を繰り返しましたが、結論としては踏破を諦めて「畦ヶ丸」へ

向かう事にしました。 無念です。

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そして20分強の上り坂中心の道を経て、「畦ヶ丸」標高1292mに到着です。

山頂に到着した時には雨風が一段と強くなっていました。

「加入道山」に進んでいたら・・って考えると、ゾッとします。

 

結局この日は誰にも会うことなく終わりました。

避難小屋では、つまみを食べながら晩酌し、そして夕食はパスタを作って食べました。

徐々に日が暮れていく中、更に強くなった風雨の音を聞きながらシェラフの中でボーっと

していたら、いつの間にか深い眠りに落ちていました。

 

————–②へ続くのである—————-

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