そこに山と滝があるから

手沢左岸尾根と右岸尾根

今回も獣道です。

西丹沢の大室山南面の主沢である手沢。

その手沢の左岸尾根を登り、山頂を越して右岸尾根を下るという周回ルートです。

(多くの方はなんのこっちゃって?感じでしょうが、このブログを開いてしまった方はお付き合いください。)

犬越路への入口である用木沢出合からスタートです。 犬越路へは向かわず、左側の斜面をよじ登ります。

人の踏み跡はほとんどありませんが、要所要所にテープの目印があります。

原生林の森の中、尾根を目指してひたすら登り詰めます。

左岸尾根に乗りました。

あとは尾根をひたすら進むだけですので、迷いようがありません。

気持ちのよい尾根です。 日当たりがよい場所は少し暑い。

やせたコル。 足場が砂ザレなので危険です。

懸垂下降できり抜けます。

コルの先は岩をよじ登り。

安全地帯へ抜けました。

この一帯には植林帯がありませんので、原生林のきれいな景観です。

手付かずの大自然を満喫です。

標高が1000mを越えた付近で紅葉は終わりました。

木々の間に富士。 手前には畦ヶ丸。

稜線の接近を感じます。

最後の急登です。

登山道に出ました。 遠くから人の声が聞こえてきます。

山頂直下。 見事な眺望です。

大室山頂下の分岐に到着。

加入道山方面へ登山道を少し進みます。

破風口のちょい手前で再び登山道を外れます。

右岸尾根を探します。

尾根に乗りました。  あとは尾根の見極めが重要です。 間違えると谷に向かってしまいます。

尾根の選択が終わりました。 この右岸尾根を下降に次ぐ下降です。

手沢左俣源頭部沿いのヤセ尾根を渡って行きます。

ザレたヤセ尾根。 素晴らしいロケーションです。

振り返ると大室山。

先に進みます。

再び紅葉が始まりました。 落ち葉の絨毯の中を下降です。

振り返ると、紅葉が西日を浴びてキラキラしています。

素晴らしい! 山の紅葉は間もなく見納めです。

最後に急坂を下降して終了です。

抜けた先は手沢の入渓点、用木沢出合ちょい上の林道です。

 

手沢左岸尾根と右岸尾根、予想以上に素晴らしい世界でした。

手沢を登りきった人か、人が居ない山をこよなく愛する山バカしか歩かない尾根です。

山で仕事をする達人も立ち入ることはないので、何かあったら誰にも発見されないということです。

そんな山ですから、ここを歩きたいという方は、危険な箇所で無理をしないように装備持参で臨んで

いただければと思います。

また地形図も持参して、読図しながら歩いていただければ尾根を間違うことはないと思います。

 

では引き続き次なる山や谷を目指します!