八ヶ岳連峰の最南端、権現岳の衛星峰「編笠山(あみがさやま)」に登ってきました。
小淵沢から落葉松の森をひたすら登り、「観音平」へ。
「観音平」標高1560mの登山口よりスタートです。
クマササに覆われた緩やかな落葉松の林を抜けると、道はやがて岩場に突入。
巨岩や奇岩が次々に現れ、そしてどんどん勾配が増します。
1つめのポイント「雲海」標高1880mに到着。 ここから岩石がゴロゴロしている道に突入です。
急なゴロゴロ道を頑張って進むと、2つ目のポイント「横手川」標高2100mに到着。
更にゴロゴロな急坂が続きます。
森林帯のゴロゴロ急坂をひたすら登ります。 暫く登ったところで視界が開けました。
ようやく見えました、南アルプスです! これが見たくて登って来たのですが、雲が多い・・
富士山方面は何も見えません・・
拡大して、右から仙丈、甲斐駒、北岳。
こちらは鳳凰。
更に容赦なくゴロゴロな急登道。
更にゴロゴロ急登は続き、森林限界を越えます。
心が折れてしまいそうになったところで青年小屋からのメッセージ。 間もなく山頂です!
「編笠山」山頂、標高2524mに到着。
南八ヶ岳第一級の展望と称される、360度パノラマ溶岩台地状の山頂ですが、
山頂標バックの「権現岳」は雲の中・・
こちらは古い山頂標ですが、霜がきれいに張り付いています。
霜に覆われたシラビソの森。 初冬の装いです。
雲と同じ高さです。 展望は眼下の紅葉素晴らしい高原のみ。 残念無念・・
「西岳」方面も真っ白・・ ゴミ捨て注意喚起の看板に近づくと、バックに「西岳」現る!
山頂は諦め、霜に覆われた北側のゴロゴロ急坂を下降開始です。
暫く下ったところで北側のガスが晴れ、眼前に「権現岳」が! 山頂には「権現小屋」が見えます!
こちらは八ヶ岳連峰の西側全景。 遠くに「蓼科山」と「横岳」、手前に「阿弥陀岳」。
眼下の「青年小屋」を目指します。 ハイマツ帯を抜けると岩塊地帯。
一面覆い尽くされた岩塊を進みます。
「青年小屋」に到着。 今期の営業は昨晩を持って終了で、窓は全て閉めきられています。
小屋の方々は冬支度に大忙しです。 そして広いテン場には1張りのみ。
最後に編笠山のピーク。
日没までギリギリの時間。 小屋からの富士ビューを眺めながら、まき道で下山開始です。
ゴロゴロ急坂の先には、苔むす気持ちのよい世界が!
まき道途中の展望台からの富士ビュー。 ようやく全容が見えました!
そして最後は「富士見平」からの夕暮れ。
富士山方面。
深田久弥終焉の山、茅ヶ岳拡大! 茅ヶ岳の左には奥秩父連山。
富士拡大!
南アルプス方面。 雲はきれいに晴れました!
北岳に鳳凰!
今回はこれにて終了です。
晩秋の日照時間は短いため、行動に制限がありましたが、無雪期最後の八ヶ岳を満喫しました。
次回は編笠山の山頂パノラマを楽しみつつ、権現岳への修行道、そして八ヶ岳連峰最高峰である赤岳、
更には横岳、硫黄岳、阿弥陀岳といった南八ヶ岳の主要峰を歩いてみたいと思います。
では引き続き次なる山を目指します!