先日、ある方のお通夜に参列してきました。
コムブリッジの前身のシープスアイズ時代から、長い間お世話になった
方でしたので、会社から6名お通夜に参列させていただきました。
ご焼香をすませ、通夜振る舞いをいただいていると、やはり古くからの
仕事仲間が合流。程なくして皆で駅前の居酒屋に移動して、故人を偲ぶ
時間を共にしました。
故人は印刷業が本業の方で、わが社でも名刺や年賀はがきはもちろん、
業務で製作する印刷物など、色々とお願いをしていました。
「印刷の仕事じゃない部分も、何かとやってくれて助けてもらったよね。」
故人の人柄や仕事っぷりを皆で振り返っている中でこんな話しが出ました。
私も仕事のご相談をしていましたが、入稿後のちょっとしたデータの修正で
あったり、押しちゃったスケジュールをなんとかやりくりして間に合わせて
くれたり、納品の際の細かい指定に対応していただいたり、本業とは別の
ノベルティの提案や手配までお願いしていた、という話も出て、「あの方に
は、いろんなことを相談できていたけど、今は役割分担がはっきりして、
そういう対応してくれるのは少なくなったかもね・・・。」というのが、皆の
一致した声でした。
「これはちょっと難しいよな・・・。」と発注する側として感じるようなことにも、
「ちょっと考えてみますので時間ください。」と言って、できる限りの対応を
提案していただき助けられたことは、私も一度や二度ではありませんでした。
そんな姿勢に皆が感謝し、頼りにしていたんだなぁ、という事をしみじみと思い
出し、仕事をする上で大切なことを改めて考える機会となりました。
簡単に「できません。」と言わない。
お客さまの要望が自分の業務範囲外だからと言って「それはちょっとウチでは
無理です。」とすぐに言わないで、できる限りの対応を検討したり、自分だけで
出来ないことは、誰かの力でやれないかを相談してみる。
お客さまが困った時に真っ先に相談する相手はとても信頼がおける、頼りになる
存在であるはず。
自分も、簡単に「できません。」と言わないようにしよう。
あらためて肝に銘じた夜でした。
合掌