お盆最終日、東名の渋滞を避けるために箱根越えをしました。
ついでに箱根関所と、関東屈指のパワースポットである箱根神社に立ち寄ってきました。
【箱根関所】
観覧時間終了間際でしたので、人がほとんどいません。
京口御門を潜ると大番所があります。
番所の前や中には鑓や弓、鉄砲が並んでいますが、旅人を威嚇するために並べてあったそうです。
外繋(とつなす)。 旅人の馬を繋ぎとめるためのものらしいです。
丘の上にあるのは遠見番所です。
大番所横には「定」が。五か条ありますが私には読めません。
関所の公式HPによると以下の通りらしいです。
一、関所を通る旅人は、笠・頭巾を取り、顔かたちを確認する。
一、乗物に乗った旅人は、乗物の扉を開き、中を確認する。
一、関より外へ出る女(江戸方面から関西方面へ向かう女性:出女)は詳細に証文と照合する検査を行う。
一、傷ついた人、死人、不審者は、証文を持っていなければ通さない。
一、公家の通行や、大名行列に際しては、事前に関所に通達があった場合は、通関の検査は行わない。
ただし、一行の中に不審な者がまぎれていた場合は、検査を行う。
江戸口御門を出ると矢場がありました。弓矢や鉄砲の練習をしていたとのことです。
関所復元に際しては、古文書の解読で施設構成を把握し、その後発掘調査をしたとか・・
大変なご苦労があったことでしょう!
【パワースポット 箱根神社】
箱根大神と九頭龍大神が祀られている箱根神社です。
鳥居を潜る前から発せられるパワーを肌で感じ取れます。
境内は静寂に満ちていました。身が清められるというか 、引き締まる感じです。
芦ノ湖には平和の鳥居があり、湖面から本殿、そして箱根駒ヶ岳の頂上にある元宮(もとつみや)まで、
一直線に結ばれた『龍道』が作られています。
この『龍道』は非常に浄化力が高いパワースポットらしいです。
また89段の石段は、89(やく)落としになるそうです。
そんな重要な事を知らなかった私は、一段飛ばしで登ってしまいました・・
そして箱根神社本殿です。右手には境内摂社の九頭龍神社があります。
九頭龍神社の前には「龍神水」があります。この水は不浄を洗い清める力を持った霊水とのことです。
境内横には「安産杉」があります。子宝&安産のパワースポットです。
また『龍道』の両脇には立派な杉が立ち並んでいますが、中でもこの「矢立のスギ」は凄い
パワーを発しています。
真っ直ぐに天へ向かって伸びたこの杉は、樹齢1200年、高さ35mとのことです。
箱根神社は本殿に神様がいるのではないそうです。
神様が降臨するのが箱根連山の最高峰である神山で、元宮がある駒ヶ岳より神様を拝礼する
ように作られているそうです。
元宮の御扉を開けると、真正面に神山を拝する形になっているそうです。
今回は駒ヶ岳山頂の元宮、また九頭龍神社本宮と白龍神社へは行きませんでしたが、
次回箱根へ行く際は必ず全てを参拝したいと思います。
また、湯本から三島まで、旧東海道を歩いて箱根越えしてみようと思います。
「箱根を背にするものは天下を制す」 関東で仕事をする人は必ず参拝するべし!
だそうですから、皆さんも機会あれば是非!!