そこに山と滝があるから

西丹沢の権現山

西丹沢の名立たる山々に囲まれながらも、ほとんど登る人がいない権現山。

そんな山ですから、一般登山道はなくマイナーな登山道がひっそりあるのみです。

今回はその唯一の登山道はほとんど使わず、名もなき尾根を登り、そして名もなき尾根を下るという周回コースにて

この権現山という1138mの山を見つめてみました。

1年ちょい前に撮った檜洞丸からの写真。 分かりづらいですが、権現山は写真の真ん中にある低い山です。

西丹沢自然教室からスタート。

畦ヶ丸へ向かう吊り橋を越えます。

一つ目の堰堤を越えたら登山道を外れ、左手の斜面へ。

最初は植林帯の中を這い上がります。

尾根に乗りました。 杉林は消え、原生林に入ります。

日当たりがよい尾根をひたすら登っていきます。

尾根がヤセはじめました。

その先は広尾根です。 歩きやすく気持ちがいい。

右横には大室山。

前方は権現山のピーク。

急登、尾根は再びヤセ始めました。

西沢の支沢源頭域。 崩壊地です。

崩壊地から望む大室山。 この角度から見るのはお初です。

山頂の接近を感じます。

山頂域に到達。 南側の眺望が開けていました。 丹沢湖の湖尻、その先に箱根の山塊。

西側には富士。

権現山の山頂です。 かわいらしいベンチが並んでいます。

山頂標はありません。 ベンチに山頂である旨が書いてあるのみです。

山頂は広く平らです。

誰も居ない山頂でほのぼのしたら下山開始です。

下山はマイナー登山道方面。 薄いですが踏み跡はあります。

という登山道から外れ、支尾根に入っていきます。

この尾根には踏み跡が全くありません。 歩きにくい雑木の中を突き進みます。

しばらく進むと薄い踏み跡や目印が現れました。 沢を登った人たちの足跡でしょう。

沢の音が大きくなってきました。

西沢が見えました。 登山道もあります。

尾根を下りきりました。 降りてきた尾根を振り返る。

 

以上にて終了です。

権現山に入ってから出るまで、誰にも会いませんでした。

権現山独り占めです。

ロープが必要な箇所はありましたが、尾根の見極めが少々難しいぐらいで、概ねは楽しい獣道登降でした。

 

では引き続き次なる山や谷を目指します!