そこに山と滝があるから

笛吹川釜ノ沢東俣を遡行

今回は笛吹川の上流、釜ノ沢の東俣を甲武信ヶ岳山頂まで詰めました。

道の駅みとみから甲武信。 手前が鶏冠尾根、右奥が甲武信です。

今回は、鶏冠尾根の左側を回り込むように東沢を遡行し、鶏冠尾根裏側の釜ノ沢を登り

詰めるというコースです。

西沢と東沢の出合いより、東沢のゴーロへ。

出来立てホヤホヤの手作り橋。

東沢に入渓です。

東沢のゴルジュは大きく高巻き。

ホラノ貝。 中がどうなっているのか? 次回来たときは泳いで確認してみます。

高巻き中。

渡渉の連続。

この透き通ったブルーにテンションが上がります。

絶妙なバランスでその姿を維持するケルン。

今回はビバーク装備も持参しているので、ザックが重い・・

左手に乙女の滝。 滑りそうで登れる気がしません。

その先の淵。 巻くことはできないので、胸まで浸かって突破する覚悟決めた瞬間です。

自然の造形美。 素晴らしい! 全く登れる気がしません。

右手に東のナメ沢。

少しだけ登ってみました。

スゴイ・・ 300mのナメ滝。 命の保証を約束されない滑り台です。

そしてここは多くの人々が淵に滑り落ちてきた、じゃぶじゃぶポイントです!

ヤマオダマキ。

こちらは西のナメ沢。 淵の向こう側なので登る気がしません。

テンションが最高潮になったので、ここで記念撮影。 仁王立ちです。

(嬉しいなら少しはポーズをとれよ!っていう天の声が聞こえてきます。)

透き通ったいくつかの淵を越え、

釜ノ沢の出合いに到着。

魚止ノ滝8m。 左側から高巻きです。

魚止ノ滝上から。

よく見ると先行者が滑って落ちた水しぶき痕を確認できます。

千畳のナメ。 素晴らしい!

言葉を失っています・・

西俣と東俣の出合い、両門ノ滝。 左が西俣の30m。 右が東俣の30m。

東俣30mの高巻き中。

その先のヤゲンの滝20m。 右側のマヨイ沢との間を高巻きです。

続いて10m。 この滝は直登です。

10mの上は広河原。 ビバーク痕が多数あります。

源頭の接近を感じます。

2段10mのナメ滝は直登。

ナメを20m登り、その先の木賊沢(右側)ナメへ。

そして途中から左側の東俣のナメへトラバース。

最後は東俣の急なナメ50mを途中から登り詰め。

源頭部に達しました。 ちょいと一息、長いガレを振り返る。

ガレの上には甲武信小屋のポンプ小屋。 ここの湧き水は冷たくて美味しい!

甲武信小屋に到着。 お疲れさまでした! ビールがうまい!

下山は徳ちゃん新道。

水分を含んだ沢靴とクライミングギアを入れたザックが重い・・ 重すぎる・・

 

以上で終了です。

笛吹川釜ノ沢東俣、素晴らしい世界でした!

この釜ノ沢東俣は故深田久弥さんが歩いたルートの1つです。

甲武信ヶ岳を百名山とした理由が痛いほど理解できました。

 

今回は高難度な滝や岩壁でも登れるようにそれなりの装備で臨みましたが、登れる滝は

少なくて高巻きが基本の沢でしたので、次回この沢を登る時は軽量化のためにも装備を少なく

したいと思います。(次回は西俣かな?)

 

ではまた次なる山と谷を目指します。

次はどの山に呼ばれるかな?