先週登った静かな山「愛鷹山」が忘れられず、また宝永火口を眼前に望む富士山の雄姿を
再び見たくて、愛鷹連山の位牌岳に登ってきました。
JR三島駅よりバスで「桃沢郷」へ。カエデ類がまだきれいに色づいています。
見事な紅葉です。 すばらしい!
しばらくは車道歩き。 桃沢川の清流です。
車道の途中で鹿。 逃げません。 更に進んで水神社に到着。
身が引き締まるような空気が満ちています。 旅の安全を祈願して、美味しい湧水をいただきます。
水神社脇の林道に入ります。
その先のゲートを入り、しばらく進むと登山口に到着。 山火事用心です。
よく整備された道の先はガレ道。
千じょう岩、すごい岩盤の滑沢です。 しかし水は干上がっています。 残念・・
再び見事な紅葉が! 素晴らしい!
板状節理、地震が来たら走って逃げようと思いながら見学。
水が枯れた桃沢川沿いの道を更に進み、池ノ平方面からの分岐に到着。
落差20mの「つるべ落しの滝」に到着。 ほとんど枯れてしまっています。 残念・・
滝上の桃沢川の谷は巨木の宝庫です。
枯れ沢の道をひたすら急上昇。
沢道の急登が終わり、池ノ平に続く支脈尾根道の分岐に到着。
広い尾根道です。 立ち枯れしたブナには大量のサルノコシカケ。
愛鷹山の主脈尾根に到着。
再見! 駿河湾、富士市方面!
伊豆方面!
主脈尾根道、位牌岳のピークを目指し進みます。
「位牌岳」山頂、標高1457mに到着。
素晴らしい富士ビューが待っていました。 手前は越前岳。
富士拡大!
越前岳の左奥には南アルプスの峰々!
山頂を後にし、主脈尾根を「袴腰岳」方面へ。
途中の眺望には「鋸岳」が!
「鋸岳」拡大! スゴイ、ギザギザです。 あの山の尾根道は崩落していて通行禁止です。
更に進んで「一服峠」に到着。
「一服峠」の道標。
ふっ、 60才のコースタイムって・・ 健脚な60代の方々が多い昨今、参考になるのかしら??
この分岐から下降開始です。 落ち葉に覆われ不明瞭な道です。
視界が開けました。 ススキが生える崩壊地。
崩壊は現在進行形。 なぜこの様な姿になってしまったのでしょうか?
崩壊地からの箱根。 手前の尾根は池ノ平。
第二桃沢橋近くの登山口に到着。 ハシゴの先は林道です。
これにて今回の旅は終了です。
晴れのち曇り予報であったこの日、山頂からの眺望は半分諦めていましたが、
結果は見事な富士、また駿河湾や南アルプスが待っていてくれました。
でも、それは一瞬の話し。
山頂に居る間に雲が湧いて、あっという間に視界から消え去りました。
先週の愛鷹山もそうでしたが、まるで私の到着を待っていてくれたかの様な、
そんな不思議な感じです。
お陰さまで、運にも恵まれ、目的を十二分に達成する事ができました。
そして、位牌岳も人が少なく静かな山です。
でも素晴らしい山です。
そんな山を目指し、引き続き行動あるのみです!