5ヶ月前に実行し、計画の半分で断念してしまった「丹沢横断縦走」。
それ以来、ずーっともやもやしている状態が続いていましたので、この度残りの計画を実行してきました。
先ずは西丹沢自然教室から犬越路へ。
「秋の山は要注意!」ですね。 行動可能時間も短ければ、転倒事故の危険性も高いです。
「犬越路」標高1060m、ここからやり直しです。
「加入道山避難小屋」は立て替え工事をやってるそうです。 トイレも出来るのかな?
出発です。 少し進んで振り返ると斜面に犬越路避難小屋。
更に進んで道端に「山の伝言板」。 今は活用されていないみたいです・・
ユーシンロッジ同様に松田警察からのメッセージですが、山好きな署員が異動してしまったのでしょうか?
今年の秋は足が早いと聞きますが、確かに山の紅葉はもう終わりに近づいています。
更に進んで、行く手に「小笄(ここうげ)」というピークが近づいてきました。
ここから大人のアスレチックスタートです。 急登にクサリ場です。
急登は一旦終わり少々下降。
その先はさらなるアスレチックが続き、小笄に到着。(たぶん・・)
そして見事な眺望が! 後方には犬越路からの稜線、その奥に大室山。
富士方面は霞んでいます。
富士山を拡大してしてみましたが、よく見えません。
その後もアスレチックや急登が続き、
前方に「大笄(おおこうげ)」、その先に「熊笹ノ峰」のピーク。
後方は犬越路から登ってきた稜線。
更に急登が続きますが、振り返ると高度感があります。
熊笹ノ峰を抜けたところに、「神ノ川」へ下るヤタ尾根の分岐。
ここでようやく「檜洞丸(ひのきぼらまる)」のピークが望めました。
暫く進むと檜洞丸の斜面上り坂。 一つ目の階段地獄。
檜洞丸への登山道には全てこれがあるみたいです。 そして二つ目の階段地獄。
階段地獄途中の富士ビューポイントですが・・
「檜洞丸」山頂、標高1601mに到着。
ここから蛭ヶ岳までの丹沢主稜ルートのスタートです。 手前に青ヶ岳山荘、奥に蛭ヶ岳。
青ヶ岳山荘の歩荷は充実したと聞いてます。 「ボッカさん募集」の掲示は外されてました。
ひたすら下降です。
急下降が終わると気持ちのよい尾根道。
先ほどまで目線に見えていた蛭ヶ岳ですが、見上げるようになりました。
今度は上昇。
見事な紅葉です。 横を見るとかわいい鹿くんが!
また下降。 そして上昇。
更に上昇し、臼ヶ岳に到着。
山頂からの蛭ヶ岳ビューです。 雲行きが怪しい・・
またまた下降です。
その先はアスレチック急登。
蛭ヶ岳のピーク直下まで上がりました。
「蛭ヶ岳」山頂、標高1672mに到着です。
山頂は静かです。 一晩お世話になる「蛭ヶ岳山荘」に到着です。
そして翌朝です。
雲海が広がり、西側には檜洞丸と大室山。 1500mを越える山だけが見えます。
静かです。 風の音すら聞こえません。
東側には同じく1500m越えの鬼ヶ岩ノ頭から不動ノ峰に続く稜線。
出発する頃には雲が標高を上げ、視界は真っ白になりました。
鬼ヶ岩に到着。 鬼ヶ岩からの蛭ヶ岳は全く見えません。
更に進んだ先でガスが晴れ、振り返ると蛭ヶ岳が!
丹沢の主脈は何度歩いても気持ちがよい稜線です。
不動ノ峰に到着。
眺望はありませんが、気持ちがよい稜線が続き、
丹沢山に到着。 宮ケ瀬まで11kmの丹沢三峰ルートスタートです。
下ってはまた上り返す、その繰り返しです。 西峰(太礼ノ頭)、中峰(円山木ノ頭)を越えました。
三つ目の峰、東峰(本間ノ頭)に到着。 ここからは下降に次ぐ下降です。
落ち葉だらけでルートが不明瞭です。
見事なサルノコシカケ。 周りを見渡したらいっぱいありました。
更に不明瞭な道が続きますが、標高1000mまで下るとガスが晴れました。
ようやく眺望が! 主脈のピーク方向を望むと雲の中です。
「金冷シ」に到着。 大倉尾根にもありますが、これを何と読むか、どうしてこんな名称なのか
気になる方は自分でお調べを!
これは怖い! 崩壊は現在進行形です。 この橋はいつか落ちてしまうことでしょう・・
「御殿森ノ頭」からの展望は「大山三峰山」。 そしてついに宮ケ瀬湖が見えてきました。
「三叉路登山口」に到着。 これで丹沢三峰ルート終了です。
「三叉路バス停」に到着。 偶然ではありますが、私の到着を見計らったように1時間に1本のバスも到着。
バスの車窓から歩いてきた方面を見ましたが、すっかり雲の中です。
今回は、1日目に西丹沢より犬越路経由で蛭ヶ岳まで11.3km、2日目に蛭ヶ岳より宮ケ瀬(三叉路)まで
13km、合計24.3kmを歩きました。
距離的に長いルートではないのですが、(覚悟していましたが)アップダウンが多かったので疲労困憊です。
とはいえ、この日の蛭ヶ岳山荘は宿泊者が私を含め4名。
2名は仲のよい山好きなご夫婦、またもう1名は丹沢の山をこよなく愛する有名な写真家でしたので、
楽しい山の話しを多く聞けましたし、そして思う存分寛ぐことができました。
ありがとうございます!
長くなってしまいました。
最後までお付き合いいただいた方、誠にありがとうございます。
これにて今年の目標はクリアです!
そしてまた次なる素晴らしい山、よき出会いを求め、引き続き行動あるのみ!