そこに山と滝があるから

【山行】乾徳山

奥秩父連山の前峰で、日本二百名山である「乾徳山(けんとくさん)」に登ってきました。

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JR山梨市駅よりバスで「乾徳山登山口バス停」下車。 標高は830mほどです。

バス停近くには「乾徳公園」があり、皇太子殿下の登頂記念碑があります。

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登山口に向け暫く歩いたところに「いぬかみつく」! でも散歩中なのか犬が居ません。

「乾徳山前宮神社」に旅の安全を祈願して出発です。

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バス停から20分ほど歩いて登山口に到着です。 標高は970mほどです。

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ガレ場中心の登山道を進みます。

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登り坂の途中に水場、「銀晶水」です。

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更にガレている上り坂を進みます。

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二つ目の水場、「錦晶水」です。

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更にガレ道を進み、国師ヶ原に到着。 二児の母親、鹿さんが待っていました。

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国師ヶ原には高原ヒュッテという避難小屋があります。 外観も内見もきれいでした。

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国師ヶ原は気持ちのよい高原です!

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「役小角像」?

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森林帯が終わり、草原に突入。

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草原の向こうに乾徳山のピークが! そして草原にはススキ、秋の装いです。

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紅葉がきれいです。 秋は標高1600~1700mほどまで下りてきているのですね。

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「月見岩」に到着。 流れゆく雲の隙間に富士山が!

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ピークが近づいてきました。 そして富士山が全容を現しました。

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扇平というポイントに到着、標高は1765m。 ここに「手洗石」があります。

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ここからは大人のアスレチック突入です。 途中に「髭剃岩」などの奇岩があります。

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南方面は富士の眺望! 完全に雲が晴れました。

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眼下には見事な紅葉が!

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南西方面は南アルプス方面! 右から甲斐駒、仙丈、北岳、間ノ岳、農鳥、塩見・・

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東方面は三頭山から雲取山!

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手作りハシゴを下った先は「カミナリ岩」。

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長いクサリ場ですが、三点支持で進めば登りやすい岩場です。

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「雨乞岩」に「胎内」。

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イワインチン、可憐です!

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展望が開けたら岩壁。 クライミングを楽しむ皆さんです。

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山頂直下です。 素晴らしい眺望の中で昼食です。

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いやー素晴らしい!

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そして最後の難関「鳳岩」。 足と手の確保が難しい岩なので、クサリが頼りです。

登りきって下を覗きこむとそれなりに高度感があります。

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そして「乾徳山」山頂、標高2031mに到着。

これまで見えなかった北側の展望が! 手前に黒金山、左手奥に国師ヶ岳、右手奥に甲武信ヶ岳。

国師ヶ岳の横には金峰山の五丈岩も!

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山頂を縦断して北側へ。 高度感があります。

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振り返ると山頂に富士山、いやー、素晴らしい!

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そして分岐に到着。ここから下降開始です。

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ガレ場の急降下ですが、浮いた石は少なく、林間なので難易度は中ぐらいです。

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暫く下ると平行移動のガレ場。 そして高原ヒュッテに到着。

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下山は「道満尾根」へ、そして尾根の登山口に到着。

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ゲートを抜け、しばらく進むとお休み処が。  冷たくて美味しい湧水をたらふくいただきました!

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「徳和山吉祥寺」です。 安全に旅を終えられたことをお礼しに参拝です。

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境内には樹齢四百年という天然記念物「新羅櫻」。 立派な桜です。

境内で火を焚くお婆さまに話しを聞いたところ、「この桜は倒木した三代目の本樹から芽を出し、

ここまで立派に育った」とのこと。

指さす先を見ると、すごい根が張られていました。

その根の先に三代目の樹があったと。 生命力の神秘です!

また「春には見事な花を咲かす」と教えてくれました。

「以前この寺は放置されて荒廃が進んでいたが、甲斐国志によって、信玄公が再興したという

由緒正しき歴史がある事が判明し、その後この地の宝物として整備が進んだ」という事も教えて

くれました。

何でもこのお婆さまはこの地に移り住んで半世紀以上。

その間、ずーとこの寺の変遷と桜を見守り続けてきたのでしょう。

 

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最後は夕暮れ間際の空! すっかり秋の空、爽快です!

 

今回も素晴らしい旅になりました!

これから低山にも紅葉が広がります。

素晴らしい風景、そしてよき出会いを求め、また次なる山を目指して行動あるのみです!