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2006年01月19日
第4回「イベントをつくることの面白さ」
今回の来店者
小林さん(サバイランド)×松下(コムブリッジ)
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松下:イベントをつくることの面白さって何だと思う?
小林:俺は、本番が1回だけあるっていうところなんですよ。
この一瞬、1回の共感を共有するっていうのが
おもしろさのひとつ。
それと、五感すべてが評価につながるっていうか、
ごまかしがきかないというか。
それらすべてに関与して、仕切るっていうのは
やっぱり面白いよね。
プロとしての責任と面白さがある。
もうひとつは、イベントっていうのは
何かを集約するためにやるんですよね。
要するにすべての要素をそこに凝縮させて
発散するためにイベントっていうのは
基本的に行われるわけだから、
そこが旬でなくてはいけない。
情報のすべてがここに固まるっていう
習性がイベントにはあるよね。
そうやってイベントをやっていくと
時代のエポックを常に追いかけられる。
俺の遍歴で言うと長野オリンピック、ワールドカップ、
愛知万博とかっていうイベントのときに顔を突っ込めたり、
Windows95の発表のときとかは、
世の中の大々的なニュースの時に立ち会える
生き証人みたいになれるとかね。
あとは出会える人のジャンルの幅広さ。
それがあるのは楽しいね。
CB:小林さんは、実際の仕事をしていく中で
どの瞬間が一番楽しいんですか?
小林:いっぱいあるよ。
でも特に俺は、アンカーマンが好きなんですよね。
企画書を書くのは、嫌いじゃないんですよ。
それは、編集する作業と似ているんだけどね。
50ページくらいの企画書を
編集していくみたいな作業は、好きだよね。
CB:「構成」ってどういう仕事なんですか?
小林:組み立てる仕事だよね。
「構成」って考え方としてはいくらでも広く捉えられるけど
「構成能力」って一括りに言うときには、
最終的なアウトプットを見据えて
組み立てるっていう仕事だと思うのよね。
例えば、展示会場のブースがあるときに
コーナーの配置を考えるのも構成だよね。
人をどこに配置して
その箇所のボリュームがどの程度あるってのも考えるし、
進行上の構成ももちろんあるよね。
時間軸の中で、どのように進めていくかを考えるのも構成だし。
空間的な構成と時間軸の構成。
現実に存在しないものを好き勝手に、
絵空事のように考えていくわけでしょ?
それが形になって実際にやるっていうのが
おもしろくないわけないよね。
CB:小林さんは、苦しいっていう感覚はないんですか?
とくに考えているときとかに。
小林:苦しいってことは、いっぱいあるよ。
要は、結局苦しいことばかりなんだよ、作る過程はね。
絶対に成功するという保障はないわけでしょ。
責任を自分が背負って日々を過ごしていくわけだし。
最終形が見えてないからおもしろいけど、
見えてないから辛いっていうのもあるんだよね。
結果として、評価されて
人が集まって楽しいって
言ってくれたことが多かったから
なんとかやってこれたけれども、
中には失敗もいっぱいあったよ。
ここはうまくいったけど、
ここは駄目だったっていうように、
クライアントの評価とは別にして、
俺が思う失敗が結構あるんだ。
でも、俺が思っていたのとはちがう風に
なったなっていうことを現場で感じたり、
そういうこと自体が
楽しかったりするんだけどね。
CB:では、最後に、イベント業界に入りたての
駆け出しの人に何か贈る言葉を、是非。
これ、頑張っておいたほうがいいよっていうのがあれば…?
(つづく)
投稿者 グリ : 2006年01月19日 17:32
