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居酒屋☆対談


「これは!」と思うイベント制作者・関係者を招いて、
あんな話やこんな話を声が枯れるまで語りあうイベント・トークバトル@居酒屋。


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2005年02月22日

第7回 火中の信用を拾う。

今回の来店者
小關さん(ダイス)×金田さん(コプロシステム)×三代川(コムブリッジ)


【前回までのあらすじ】
 稼ぐ会社と赤字をつくる会社、
 両者が共存していたシープスアイズ。
 その結果、3人の会社は儲かっていたはずなのに、
 気づいてみたら、グループ全体は自転車操業。
 大赤字を抱えることになっていたのでした。
 

 *********

パノラマ3人.jpg

三代川 でも、その自転車操業にも
      さすがに限界が来て、
      これは少しおかしいんじゃないか?
      ってことになってきたんだよね。
      そこからがコムブリッジの前身だよ。

金田   でもね、そこに至るまでって、
      そんなに長くはなかったんだよ。
      さっき話をしたアートポスターの会社が
      急激に悪化しちゃって。

小關   そう、在庫が膨らんじゃってね。

三代川 初めは3億とか一気に売り上げを立てたんだ。

金田   それですごいな、とかなって……。

三代川 ただ商品を仕入れて
      小売で売るような会社だから、
      お金の動きが我々にはわかんなかった。

金田   そう。みんなそれぞれ、
      ゲームだったり、
      イベントだったり、
      データベースだったり、
      そこで頑張ってやっているから、
      他の会社のことってあまり分からなかった。
      で、やたらといい話だけが聞こえてくる。

三代川 というのは、その事業がさ。
      みんな大変だろうってことで……。
      それで一気に儲けるような話を
      たくらんでいたからなんだよ。

小關   俺はね、あの時、ずいぶん止めたんだよ。
      俺は、相当アートポスターには反対だったよ。
      この3人の中でも一番「止めていた派」だったと思うよ。

三代川 そう。小關ちゃんは止めていたよね。

金田   さらにそうなる前の資金繰りには
      僕達はほとんど関わってなかった。
      浅野さんも一人でそこをやりくりしていて、
      「浅野さんはすごいね、どこから金を持ってくるの?」
      って言ってた。

      僕も入る前から、浅野さんに関して
      こんな伝説を聞いてたぐらいで。

      ある時お金が足りなくなって、ボーナスを払うお金がない。
      で、1万円で万馬券買って、
      それで300万円を当てて
      みんなに払ったって。
      すごい人だよねって。

CB    (笑)

金田   だから実印を捺してもいいのかな、って。

CB    (笑)

金田   で、浅野さんが資金繰りも全部やっていたんだけど、
      ところがどうもやばくなったら
      「資金繰り会議をやれ」って言われてね。

三代川 それで資金繰り会議をやり始めると、
      日に日に要求が多くなっていくんだよ。
      「次いつまでに……いくらいくら」とか。
      で、っていうかお金の出入りのすべてが分からないと
      そんなのできないじゃんってなったんだよね。

小關   そう、それで全部を開けてみたら
      知らないうちにさ、
      うちは倉庫の家賃とか払っているんだよね。
      月に50万円とか。まったく関係ない八王子の倉庫とか。

金田   要はアートポスターで投資をした分が、
      回収できなくなっていた。
      で、帳簿全部調べていったら
      これはもう駄目じゃんってね。

三代川 こりゃー どーすんだってね。

金田   会計士の先生にも相談したんだけど、
      「もう無理だよ。これだけあっちゃ。
      どんなに頑張ってもこの赤を埋めるのは無理だよ」って。
      で、銀行からの評価もどんどん下がるし
      お金足りないしってね。
      もう寝れなかったですよね?

小關   三代川さんはね、あの頃、
      毎日本当に暗い顔してたよ。

三代川 ただ実は浅野さんはアートポスターを始める時、
      ものすごく最初にお金を出しているんだよ。
      結局みんなの借金になるんだからって
      岐阜の土地を担保に出して
      自分のお金もさらに出して。

      で、「これだけあれば大丈夫だろう」って考えが
      実は僕らにもあった。
      ちょっとそういう意味では少し甘く見ていたんだと思う。

金田   足りなくなると、
      「浅野さんの山、いつ売れんの?」って。

三代川 それだけ担保入っているんだし、
      なんかあれば担保取られりゃいいんだって
      思っているところはあったわけ。

金田   ところが、本当に足りなくなったら
      「もうない」とか言われてね。

三代川 担保割れしてるし。

3ninsoroi02.jpg


金田   で、結局、もう一回みんなで
      ゼロからやろうってことになった。
      やってきた実績とかいろいろなことを考えるとね。
      会計士の先生には
      「まぁ、ゼロからやってもいいけど、
      どっちにしてもなにも信用はない」って言われたけど。

CB    逃げてしまおうという発想はなかったんですか?
      それぞれの会社は儲かっているわけだから、
      一抜けた、俺は俺で勝手にやるって……。

小關   うーん、そうはいかないよ。

金田   一緒にやってきて、そういう発想はなかったな。

三代川 それはやっぱり信用って言葉につきるんだよ。
      それまでだって、みんなそれぞれ、
      グループがこんなことをやっているんだって
      宣伝してきているんだよ。
      「うちらの会社はすごいおもしろいんだぜ」って
      いろんなところで言っているわけ。
      あんなことも、こんなことも始めたんだ、
      って面白がられていたんだ。

      それを、「それまで言ってきたことは
      嘘なんです」なんて。
      僕らの信用の問題になってくるんだよ。

      それと今はもう浅野さんとは
      関係がなくなったけれど、
      今でも言われるんだよ。
      「浅野さんのこと捨てたんだろう」とかね。
      何を言っても本当に言い訳でしかないわけ。
      結局、始めた以上はそのことをまっとうしない限り
      逃げられないんだよ、そこから。
      だまって勝手に浅野さんがやってたって言っても、
      その時俺は役員で副社長までやっていたんだから
      俺の責任でもあるわけよ。
      どんなこと言っても逃げられないなって思ったよ。

      だったら、
      ここには力のある奴はいるんだから、
      いい加減な奴だけ整理していけば
      なんとかいけるかなっていう
      最終的な読みをした。

金田   あと、僕はやっぱり
      このグループの集まりが好きだったんだよね。
      みんなそれぞれが、
      「じゃぁ何で駄目なのか」
      ってところをもう一度考え直して、
      一人一業種、きちんとできるようになったら、
      絶対にいろんなことができるようになるなって思った。
      だから、その可能性をなくしてしまうのは
      嫌だなって考えた。

小關   三代川さんが決意するまでも結構ね、
      いろいろ本当にあったよ。
      三代川さん、本当に暗かったもん。
      いつもね、階段のところでうなだれているみたいな、
      本当にそんな感じだったんだよ。

金田   だって現場は忙しいのにさ、
      仕事はガンガン回して
      寝ずに働いているのにさ、
      お金が全然ないんだからね。
      なんでこんなに働いているのに、
      お金がなくっなっちゃうわけ!って。
      そりゃ暗くもなるよ。

小關   それでもね、
      僕もみんなで頑張ってやれば
      やっていけるって思ってたよ。
      3人で何とかがんばっていこうよって。


 *********


このつづきは、今週末!

(つづく)

投稿者 グリ : 2005年02月22日 20:37

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