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居酒屋☆対談


「これは!」と思うイベント制作者・関係者を招いて、
あんな話やこんな話を声が枯れるまで語りあうイベント・トークバトル@居酒屋。


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2005年02月17日

第6回 燃える自転車操業。

今回の来店者
小關さん(ダイス)×金田さん(コプロシステム)×三代川(コムブリッジ)


【前回までのあらすじ】
 幸か不幸か、
 それぞれの人生の道程で
 シープスアイズに立寄ってしまった3人。
 さて、今週からは
 いよいよシープスアイズ時代のお話になっていきます。

 *********


金田   だから、最初(シープスアイズに)きたときにはね、
      どういう組織になっているのか全然分からなかったよ。
      あー、ここにはダイスっていうゲームを作る会社があるんだ。
      ほー、こっちにはアートポスター…色々なことやってんだな。
      イベントやっていて、
      下には民俗芸能をやっている財団があって、
      どうなってんだろう??って。

      で、浅野さんっていう人がポツンといて
      「浅野です」
      「いや、どうも」
      「ま、自由にやってくれよ。
      なんでも好きなようにやっていいから」

      「…はぁ」みたいな。

全員   (爆笑)

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左から小關さん、三代川、金田さん

金田   だから、シープスに来ても
      自分でやっているのと変わりがなかった。
      なんでも好きなようにやっていいよっていわれる反面、
      食べていけなかったら駄目で。
      だから「システム事業部」を任されてやるようになっても
      結局、それだけでは飯が食えないから、
      イベントの仕事もハシゴしてやって、
      データベースの仕事もして、
      インターネットのセミナーを作って
      地方に行って稼いだりしていたんだよね。

三代川 あのころはそういう人が一番多い時代で、
      シープスアイズの中に
      8社か9社くらいあったかもしれないね。

金田   ああ、あったなぁ。
      その時シープスの中にテレビ制作会社もあって
      「海上自衛隊24時間」みたいな番組を、
      3千万か4千万とかで作っちゃって
      どこも買ってくれなくて大変だったりね。

小關   どーすんの、そんなの作っちゃって、とかね。

金田   買ってくれるところは
      買ってくれるだろうっていうのを
      前提に作ったんだろうけど、
      俺は聞いた時に何考えてるんだ!って思ったよね。
      それで、どこも買う先がないとか言い出して。
      え?買う先がないって、それ制作費どうするんだよって。
      地方の小さいTV局に安売りします、とか言ってね。

三代川 一応、買うところがあるっていう話で作ったんだよ。

金田   だけど、最終的な結果、
      「買わない」って……。
      でも浅野さんは、みんなが「そうやりたい」って言えば、
      「じゃあやれば」って、やらすわけですよ。
      だけど、そのやる人間が甘いと赤字だけが残ってしまい、
      その後、我々がえらい苦労をする……。

小關   それが大変なところなんだよね。

三代川 そう、そう考えると
      「金が使えるグループ」だったから
      みんな集まってきたんだろうね。

金田
小關   あ~(納得)、うんうん。

金田   僕がシープスアイズに来てびっくりしたことは、
      何かを「買いたいんです」っていうと
      すぐに「いいよ」って言うの。

      でも前の会社の時は、
      リースをかけるでもなんでも承諾を得るのが
      ものすごく大変で、
      実印を捺すことの重さっていうのは
      すごく言われていたんだ。

      それがここにきたら……、
      「え?それ浅野さんの実印だよ!いいの?」
      「いいんだよ、捺しちゃえば」とか言って、
      捺してから電話して、
      「すいませーん。実印、捺しました」なのよ。
      は~、それでいいんだぁ、って思ったよ。

      でも、捺したからには迷惑をかけられないって思って、
      それが逆にすごく重かったね。

三代川 その重さを感じる奴だけが生き残っているよね。

金田   そうそう。それで、それを感じない奴が
      どんどんお金を出していって、
      挙句の果てにいなくなっっちゃうの。

CB    借金だけを残してですか?

金田   うん、そう。

小關   それでね、来月3千万円くらい足りないなってなるんだよ。
      で、もうちょっといくと借金が1億じゃんって。

      それで、当時ゲーム業界は、
      スーパー羽振りがよかったんで、、
      1週間に1度くらい1千万円の仕事とかを
      断るくらいだったの。

      で、ゲームっていうのは、
      「前受け金」っていうのがもらえるんですよ。
      3千万円の仕事だったら、
      1千万円が先にもらえちゃったりするのよ。
      やれるかどうかはわからないんだけど。

      それで「もうパンパンで無理だなぁ~」って思っても
      来月までに何千万足りないとか言われると、
      じゃぁ仕事請けておくかって。
      で、他がつくった借金を埋めていく……。

三代川 そうそう、前受け金もらってね(笑)。
      それを色々やってくれたのが今の任天堂の社長の岩田さん。
      あの当時はねぇ、色々と岩田さんがやってくれたよねぇ。

小關   ねぇー。陰になり、日向になり、ね。
      だって任天堂の社長が、
      ここに1ヵ月くらい泊り込みでいたりしたんだよ。
      で、起きると岩田さんが仕事していたりするから、
      起きられねーなーとか。
      隣で寝ているから、
      岩田さんがトイレに行くまで
      寝ている振りしようとか。

三代川 要するに会社はいっぱいあるんだけど、
      財布はひとつだったんだよ。

小關   しかも穴が開いているような財布。

三代川 で、そういうお金に関してのすべては
      浅野さんがひとりでやっていてさ。
      だからみんなぞれぞれ会社をやっているんだけど、
      自分のところが儲かっているのか
      儲かっていないのかがよく分からなかった。

金田   僕は、一応付けていたよ。
      人件費がいくらだなんだって。
      で、何千万か利益が出るじゃん。
      でもその利益はみんな赤字の会社に流れていくわけよ。
      儲かっちゃ流れ、先払いをもらっちゃ流れ…という感じで、
      でもいずれは支払いが出てくるわけで
      ころころだらーんと流れたまま返ってこないから、
      どんどんどんどん資金繰りが悪化していくわけよ。

三代川 自転車操業だよね。
      それを2週間に一度くらいで、
      各社集まっていつ支払いがあるだの
      いくら足りないだのという話をして
      次は誰が持って来れそうなの?って。

小關   「えー、じゃぁ今回俺のとこ…?」とかね。

CB    (笑)

三代川 でも、それにもさすがに限界が来て、
      これは少しおかしいんじゃないか?
      ってことになってきたんだよね。
      そこからがコムブリッジの前身だよ。


 *********

そんな自転車操業時代があったとは…!
このつづきは、
はい、できる限りお早めにお届けいたします。

(つづく)

投稿者 グリ : 2005年02月17日 16:51

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